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2012.01.10

今年の美術鑑賞は東博の‘天翔ける龍’でスタート!

3417_2           ‘龍濤螺鈿稜花盆’(重文 元時代・14世紀)

3419_2     俵屋宗雪の‘龍虎図屏風’(江戸時代・17世紀)

3420_2       ‘三彩龍耳瓶’(重文 唐時代・8世紀)

3418_2        ‘饕餮文瓿’(とうてつもんほう 商時代・前13~前11世紀)

今年の干支、辰・龍は絵画や彫り物、工芸品ではお馴染みのモチーフ。だから、東博の‘天翔ける龍’(1/2~1/29、本館特別室1・2室)は集まった美術品をみているとじつに楽しい。

お気に入りの一番はうすピンクや緑の螺鈿が美しく輝く‘龍濤螺鈿稜花盆’。これをはじめてみたとき、‘なんてカッコいい龍なんだ!’と思わずつぶやいた。盆の形に合わせるため、この龍は二つの五爪を大地につきたてて立っているのでその姿は馬と龍が合体したような感じ。ギリシャ神話にでてくるケンタウロスを連想した。

俵屋宗雪の龍の絵はこの部屋ではなく書画のコーナーに展示されている。この絵をみる機会に長いこと恵まれなかったが、10年10月にようやく対面した。荒れ狂う波頭のなか胴体を上のほうにくねらせた龍が左隻に描かれた虎を睨みつけている。龍の絵というとやはりスピード感あふれる龍がいい。こちらもつられて元気になる。

‘三彩龍耳瓶’はとても見ごたえのあるやきもの。こういう龍の頭と首が耳になったものはペルシャの双角瓶を手本にしている。瓶には口部に鳳凰の頭を飾ったお馴染みの‘鳳首瓶’があるが、これもペルシャの形を中国風にアレンジしたもの。

東博が所蔵する青銅器のなかではこの‘饕餮文瓿’の形が最も気に入っている。とくに真ん中の胴の部分のふくらみにわけもなく惹かれる。小さなレプリカを手元においておきたいのだが、まだ実現していない。蓋のつまみのところにいるのが角をもった龍。

龍の立体はコレクション欲をそそる。小さいころのお楽しみだった正月や祭には竹細工の龍を売っている出店があり、これを買ったときは宝物を手に入れたような気分だった。‘自在置物 龍’もおなじようなものだが、こんな職人のスゴイ手わざでできあがったものには縁がないから目だけで楽しむことにした。

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