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2012.01.15

一度みたらくせになるアンソールの仮面絵画!

3438_2     ‘陰謀’(部分 1890年 アントワープ王立美)

3437_2     ‘奇妙な仮面’(1892年 ベルギー王立美)

3439_2       ‘衝撃の仮面’(1883年 ベルギー王立美)

3436_2       ‘愚かな跳びカエルの復讐’(1896年 クレラー=ミュラー美)

近代以降に活躍したベルギー出身の画家で関心を寄せているのはマグリット、デルヴォー、クノップフ、デルヴィル、アンソール。このうちマグリット、デルヴォーはだいぶ近づいてきたが、あとの3人はまだ遠い存在。

ベルギーの西端に位置する海峡の町オステンドに生まれたアンソール(1860~
1949)については、05年東京都庭園美で回顧展(拙ブログ05/6/5)を体験した。仮面を被った人物や骸骨が登場する作品は絵というよりは社会諷刺のカリカチュアの類。その表現はグロテスクと思えるほど過激で魔女的な怖さがどこか潜んでいるので、一度みたらくせになる。

ベルギー王立美とアントワープのMASミュージアムではアンソールの仮面との対面を楽しみにしていた。ところが、世の中思い通りにはいかないもの。期待していた‘陰謀’と‘奇妙な仮面’は姿をみせてくれなかった。アントワープ王立美の沢山あるアンソールコレクションのなかで最もいいのはたぶん‘陰謀’、ここは2017年まで休館することになっているから惜しいことをした。

ベルギー王立美を05年訪問したときみれたのは‘衝撃の仮面’と‘燻製ニシンをとりあう骸骨たち’、仮面モード全開の‘奇妙な仮面’が加わると3点セットが済みになったのだが、、この美術館ではアンソール、クノップフ、デルヴィル皆ダメだったが、アンソールはこの秋日本でいいことがある。

okiさんの情報によると、損保ジャパン美で9月からアンソール展が開かれるとのこと。どこのコレクションかわからないが、ひょっとすると長期休館に入ったアントワープ王立美のもの?それともベルギー王立美(ここも現在近代絵画の展示室は閉鎖中)?
見逃した作品のリカバリーが日本で実現したりして、そう甘くはないか。

今回鑑賞したアンソールの絵はクレラー=ミュラー美で2点(‘愚かな跳びカエルの復讐’ともう一点)、MASミュージアムで1点、そしてグルーニング美の素描コレクション。クノップフ、デルヴィルに比べたら少しは縁があった。

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