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2012.01.20

歌川国芳展は後期もお楽しみ満載!

3449_2     ‘調布玉川景’(1832年ころ)

3447_2            ‘四代目坂東彦三郎の神田川の与吉’(1849年)

3448_2        ‘国芳もよう正札附現金男 野晒悟助’(1845年ころ)

3450_2     ‘きん魚づくし ぼんぼん’(1842年ころ)

森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)で行われている‘歌川国芳展’(後期
1/19~2/12)へ再度足を運んだ。厳しい寒さにもかかわらず、前期(拙ブログ1/12)同様若い男女のカップルからシニア層まで大勢の人がつめかけていた。

後期の感想を書く前に国芳に関する情報をひとつ。横浜美でも11月3日から13年の
1月4日まで国芳展が開かれる。国芳人気はとどまるところをしらない。プラスαの作品に期待したい。

今回長いことみていたのが‘調布玉川景’。これは人気役者たちの遠足を描いたもの。何に感心したかというと、川遊びをしている人たちの描き方。手前にいる人物は大きく描かれ、それに続くうしろの列は横向きV字のように右端から左に折れ遠くにいくにつれて小さくなっていく。これにより奥行きのある空間ができ、見る者に賑やかな行楽風景を印象づけている。また、水中の足のまわりを泳ぎまわっている魚にも目が吸い寄せられる。

カッコいい男のブロマイドをみてるような‘神田川の与吉’と‘野晒悟助’にも魅了される。鯉つかみの絵は2年前みた国貞の‘大工六三’(10/1/6)が鮮烈なイメージとして残っているが、この国芳の鯉つかみもグッとくる。国芳は鯉を描かせたら天下一品、その姿は量感にあふれピチピチしている。見てのお楽しみは‘鬼若丸’! また3枚続の鰐の絵もお忘れなく。

‘野晒悟助’はイケメンの男に髑髏の図柄の着物を着せるところがとても粋。白の髑髏はよくみると猫の体が寄せ合わさってできている。そして、藍の袈裟にも髑髏が、でもこちらの髑髏ははっきりわかるのはひとつだから、うっかりすると見落とす。すすきと蓮の花と葉で髑髏を形づくっている。

今回嬉しいことに新発見の金魚シリーズ(9図目)が展示されている。08年にあったベルギーロイヤルコレクション展(太田記念美)で7点みられた方も多くおられると思うが、この回顧展に2点(前期・後期1点づつ)でている。後期がその新発見の‘ぼんぼん’、ぼんぼんは7月の盆のとき行われる女の子の遊び。金魚たちは手をつないで歌を歌っている。口を大きくあけた様がとても愛らしい。

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