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2012.01.28

アートに乾杯! THE 祭りと遊興の絵

3478_2     岩佐又兵衛の‘豊国祭礼図屏風’(重文 17世紀前半 徳川美)

3476_2    岩佐又兵衛の‘洛中洛外図屏風(舟木本)’(重文 17世紀前半 東博)


3479_2     ‘相応寺屏風(遊楽図屏風)’(重文 17世紀前半 徳川美)

3477_2     ‘江戸名所図屏風’(17世紀前半 出光美)

日本の風俗画の追っかけは08年に一段落したので、今は美術本や図録と顔をつきあわせることも少なくなった。が、再会を願っている屏風のことはずっと胸のなかにある。それは名古屋の徳川美が所蔵する‘豊国祭礼図屏風’と‘相応寺屏風’。

徳川美のHPを最近はチェックしてないが、この二つの屏風は08年にあった‘桃山・江戸絵画の美’展(拙ブログ08/5/15)以降は展示されてないはず。長い美術鑑賞の体験からいうと、美術館はいい作品ほど出したがらない。次お目にかかれるのは2,3年くらい先だろうが、そのときはまた出かけたい。

‘豊国祭礼図’のあのエネルギッシュな踊りの輪をみたら誰しもまたみたいと思うにちがいない。画面は踊り子でいっぱい、その数が半端ではない。体を自在に動かし左右に手をふリ、足は元気にステップを踏む。男女の生き生きとした踊りには祭りを楽しむ人々の喜びがこめられている。

東博にある‘洛中洛外図’で視線が向かうのが左隻に描かれた‘寺町通 祇園祭礼’、特に目立つのが3つある武者の母衣(ほろ)。このびっくりするような装飾をはじめみたときは‘これは一体何じゃい!’という感じだった。これくらい大きいと前へ進むにも相当な馬力がいりそう。

‘相応寺屏風’には様々な場面がでてくる。屋外の宴会に興じる男女、猿廻しの芸を見物する人々、蕎麦を食べる人、すごろく遊びやカルタ遊びを楽しむ男女などなど、遊びの楽しさは尽きることがないからいつまでもこの屏風をみていたくなる。本当に再会したい。

出光美がもっている‘江戸名所図’もお気に入りの屏風。一度時間をかけて画面の隅から隅までじっくりみた。大勢の人物がびっしり描かれているのが歌舞伎と並んで人気の娯楽だった人形浄瑠璃を楽しんでいる場面。人形の舞台そっちのけでお酒を呑んでいる者もいる。大相撲をます席でこういう風に飲食をしながら見たことがあるが、じつに楽しかった。

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