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2012.01.26

アートに乾杯! この画面に一体何人描かれている?

3469_2     ボスの‘快楽の園’(1505~16年 プラド美)

3471_2     ブリューゲルの‘子どもの遊戯’(1560年 ウィーン美術史美)

3470_2     ブリューゲルの‘十字架を担うキリスト’(1564年 ウィーン美術史美)

3468_2 アルトドルファーの‘アレクサンドロス大王の戦い’(1529年 アルテ・ピナコテーク)

東博の‘北京故宮博物院200選’の超目玉、‘清明上河図’の展示が24日に終了した。作品をみるのにこれほど並んだのは02年京博であった雪舟展以来のこと。こうした仰天するほどの大混雑にもかかわらず、大勢の人が東博に足を運ぶのだから日本人はつくづく美術好きなのだなと思う。

人物が数多く登場し細かいところまで写実的に描かれている絵だから北宋の時代にタイムスリップした気分でじっくりみたいところだが、それをしていたら多くの人が楽しめない。だから、2度でかけて消化不良を解消した。

今回の‘清明上河図’のようにみている期間が短くて心残り状態になることは海外の美術館めぐりでもよくおこる。その理由は絵の前が混雑しているからではなく、ツアーの予定時間が限られているため。どの絵についてもじっくりみたいというわけではないが、大好きなボスやブリューゲルの場合、様々な人物や変てこな怪物が数多く登場し当時の風俗や寓意の情報がびっしり詰まっているから絵に最接近して心ゆくまでみたくなる。

その筆頭がボス(1459~1516)の‘快楽の園’、一度は単眼鏡を使い画面の隅から隅までとことんみてみたい。きっとこれまでみたとき以上のサプライズがあるにちがいない。プラドもウィーン美術史美も追っかけ画はほぼみたので次の機会ではこうした鑑賞ができるかもしれない。

ブリューゲル(1525~1569)の風俗画をみるのもじつに楽しい。描かれた場面をひとつ々みていくとどれだけ時間がかかるだろうと思わせるのが2点ある。‘子どもの遊戯’と‘十字架を担うキリスト’。好奇心を刺激し夢中にさせる絵とはこのこと。

ミュンヘンにあるアルナ・ピナコテークを訪問したのはずいぶん前なので大半の絵の記憶はなくなっている。が、アルトドルフィー(1480~1538)の戦いの絵は目にやきついている。

ここで戦っているマケドニア軍とペルシャ軍の兵士は一体何人描かれているのだろか?密集した兵士や馬の激突は臨場感にあふれ、そのミニアチュール技法による精緻な描写の前では言葉を失ってしまう。いつか再会したい。

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