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2012.01.05

ルドンの追っかけ画と対面!

3396_2     ルドンの‘勝ち誇るペガサス’(1905~07年)

3397_2       ルドンの‘キュクロプス’(1914年)

3399_2        ルノワールの‘道化師’(1868年)

3398_2     モネの‘水上のアトリエ’(1874年)

手元の画集を総動員してつくった必見リストのなかで数の多いのがスーラ(3点)とルドン(6点)。ルドン(1840~1916)はゴッホ美で6点みたが、ここでもリストアップしていたうちの3点とNO情報の1点の4点が姿をみせてくれた。

‘勝ち誇るペガサス’は火事の現場に居あわせたような背景の赤とペガサスの緑の翼の対比が目に焼きつく。描かれているのは善玉(ペガサス)が悪玉(竜)をやっつけるギリシャ神話の場面。ペガサスというと天空を駆け巡る優雅な姿をイメージするが、このペガサスは目が鋭く硬いひずめで竜をボコボコにしている感じ。

‘キュクロプス’も長いこと対面を待っていた絵。目は二つあるのが普通だから、こういう一つ目というのはドキッとする。巨大な目は黒の時代に繰り返し描かれた。切り落とされた首を運ぶ気球になり空を飛んでみたり、子どもがみたらひきつけをおこしそうな一つ目人間に姿をかえてぬっと現れる。これはルドンの神秘的な怪奇ワールドに欠かせないモチーフ。

ルドンは結婚を契機に画風をがらっと変え、花や神話を題材にした色彩の世界にいどんでいく。誰もが一つ目はもう無いと思っていたら、死ぬ2年前にまたでてきた。でも、今度は怪奇モードは漂ってなく、ちょっとおつむの足りない坊やという感じ。美しいガラテアに恋するのはまだ早いというのに、一度恋心に火がつくともうダメ。彼女が好きなアキスを嫉妬のあまり殺してしまう。気持ちはわかるが、人を殺めてはいけない。

ここ数年ルノワール(1841~1919)の追っかけ画との出会いがよくある。ここで思いの丈をはたすことができたのはルノワールが27歳のときに描いた‘道化師’。図版のイメージとはちがって大きな絵。堂に入った立ち姿なので思わず背筋をのばしてみた。ルノワールはもう1点小品がある。

モネ(1840~1926)は‘水上のアトリエ’の1点のみ。パリの北東10kmにあるアルジャントゥイユへ妻子とともに移ったモネは幅の広いボートをアトリエに改装し、舟上から川岸の風景を描いた。マネの絵にモネのその様子を描いたものがある。

ほかの印象派、ポスト印象派の画家では、マネ(1点)、ピサロ(2点)、ゴーギャン(3点)、ロートレック(2点)、セザンヌ(1点)があった。

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