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2011.11.08

明治神宮に近代日本画の名品が集結!

3245_2     前田青邨の‘罌粟’(1930年 光記念館)

3243_2           安田靫彦の‘卑弥呼’(1968年 茨城県近美)

3244_2     小林古径の‘竹取物語 昇天図’(1917年 横浜美)

3246_2              冨田渓仙の‘鵜船’(1912年 茨城県近美)

11月4日の美術館めぐりでは追っかけ画との対面がつづき、感動の袋がぱんぱんになった。現在、明治神宮の宝物展示室で行われている‘和紙に魅せられた画家たち 近代日本画の挑戦’(後期10/28~11/27)も満ち足りた気分で館を後にした展覧会。

展覧会がはじまった10/1の前にTELでお目当ての前田青邨(1885~1977)の‘罌粟(けし)’と安田靫彦(1884~1978)の‘卑弥呼’の展示期間を確認し、今回は後期のみ出動することにした。作品の数は28点(前期は34点)。絵が描かれる和紙が上質のものであれば、画家の豊かな感性と高い技量がいっそう引き立つ。前に並んだ名品をみていると日本画の魅力にぐぐっと惹きこまれる感じ。


六曲一双の‘罌粟’をようやくみることができた。右隻に白い花を咲かせた沢山の罌粟が描かれているのに対し、左隻はV字のところで二つの赤がみえるほかはまだつぼみで背景の煌く金地に下半分の緑が浮きあがっている。金と緑の色面の対比がとても印象深い。

安田靫彦の‘卑弥呼’は09年茨城県近美であった回顧展(拙ブログ09/3/2)ときに展示替えでみれなかった。いずれ会えるだろうと思っていたが、意外に早くリカバリーの機会が巡ってきた。この絵は三角形の構図になっているので、伝説の卑弥呼としっかり対面できる。まず目に飛び込んできたのが身につけている衣裳の柄。着物の柄としてはあまりみたことのない魚がリズミカルに描かれている。また、背景の山々を照らす橙色の光にもひきつけられる。

古典文学に題材をとった小林古径(1883~1957)の‘竹取物語’はひさしぶりにみた。昇天するかぐや姫とお供のものたちの情景が目に心地いい白や白紫、黄色や朱色で描かれている。京近美にある‘竹取物語’は6年前の回顧展(東近美)でみて以来ご無沙汰しているから、こちらのほうもみたくなった。

冨田渓仙(1879~1936)の‘鵜船’と再会できたのは嬉しい限り。渓仙は川合玉堂や前田青邨同様、鵜の絵が大変上手い。肩の力をぬいてしばらくみていた。

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コメント

いづつや様
美術館巡り楽しそうですね。羨ましい!
さて、曽我蕭白の回顧展の情報ありがとうございました。ボストン美の龍の表情があまりにもユーモラスなので思わず笑ってしまいたが、一方龍の別の眼は大きく見開いています。田沼政治に閉口しつつ、シニカルに様子を伺ってでもいるのでしょうか?
複数の眼で表現した蕭白は村上隆(スーパーフラット)のお師匠様のようですね。

お伺いついでに恐縮ですが、もしご存知でしたら、延期されているKORIN展の予定など教えていただけますでしょうか。

投稿: 黄色いカナリア | 2011.11.08 17:00

to 黄色いカナリアさん
蕭白の雲龍図のユーモラスさにとても魅せられ
ますね。来春の公開が待ち遠しいです。

根津美の延期になっている展覧会の正確な会期
はまだおさえていません。名刀展のとき美術館の
方と話をする機会があったのですが、開幕日を
聞くのを忘れました。

相当数の外人客の来館を想定し、待ち行列対策
をいろいろ検討しているとのことです。

展示作品についてはひとつ情報があります。
今年予定通り開催されていればメトロポリタンの
‘八橋図’、根津美の‘燕子花図’、そして出光
にある酒井抱一の‘八橋図’の3つの屏風が一緒に
展示されることになっていたらしいのですが、来春は
抱一の屏風はでてこないそうです。

投稿: いづつや | 2011.11.09 22:37

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