いつか行きたい美術館! バーミンガム美
英国の高速鉄道の車両を日本の日立が受注したという記事が今年の初め新聞に載った。いつこの高速鉄道網が完成するのか詳しく知らないが、何年か後にはこれを利用するとロンドンからリヴァプール、マンチャスター、バームンガムといった主要都市へは気軽に行けるようになるのだろう。
イギリス国内の旅を多く体験しているわけではなく、観光ツアーの定番となっているシェークスピアの町、ストラトフォード・アポン・エイボンとかバース、そしてロンドンから近いオックスフォード、ケンブリッジ、ウインザーを訪問したくらい。それもずいぶん前のことなので、イギリスの風景の香りからはすっかり遠ざかっている。
ロンドンとバーミンガムの距離は約200km、現行の列車に乗っても3時間半くらいで着きそう。だから、この街までなら旅行会社から送られてくる‘ロンドン5日間ツアー(ほとんど自由行動)’に参加すると日程の中にバーミンガム美術館めぐりを組み入れることができる。
手元の美術本によるとバーミンガムには出かけてみたい美術館が2つある。バーミンガム美とロセッテイの‘青い部屋’を所蔵するバーミンガム大学・バーバー美術研究所。
バーミンガム美にはブレイク(1757~1827)やラファエロ前派にいい絵が揃っている。ブレイクの作品を多く所蔵しているのはテート・ブリテンとビクトリア&アルバート美。だから、この2つのコレクションをみればブレイクとはかなり仲良くなれる。ほかの美術館では大英博、バーミンガム美、マンチェスターに気になる絵がある。‘好色の輪’は
08年テート・ブリテンを訪問した際手に入れたブレイクの画集でその存在を知った。いつか絵の前に立ちたい。
ミレイ(1829~1896)の‘盲目の少女’は03年Bunkamuraで開催されたミレー展にやって来た。その明るい色彩と精緻な人物描写を釘付けのなってみたことを昨日のことのように覚えている。こういう絵はまたみてみたい。バーン=ジョーンズ(1833~
1898)は重点鑑賞画家の一人なので、どの美術館でも大きな関心寄せている。画集にはこの美術館が所蔵する3つの絵が載っているが、ほかにもあるかもしれない。
モリス(1834~96)の‘苺盗み’は壁紙やカーテンなどのデザインとしてお馴染みのもの。こういう楽しい気分にさせてくれる意匠に囲まれて生活してみたい。
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