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2011.11.01

NYのノイエ・ギャラリーでクリムトがみたい!

3216_2    NYのミュージアムマイルにあるノイエ・ギャラリー

3217_2   2階のクリムトの絵が展示してある部屋

3219_2     ‘アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ’(1907年)

3218_2              ‘踊り子’(1916~18年)

昨日放送されたBSプレミアムの‘極上美の饗宴・クリムト 黄金の肖像画’を200%楽しんだ。ウィーン世紀末の旗手クリムト(1862~1918)は日本ではすこぶる人気が高いから、NHKは幾度となく日曜美術館などの美術番組でクリムトをとりあげる。

2年前は黄金様式にスポットを当てた(拙ブログ09/6/28)。今回はそのテーマをさらに掘り下げ、NYのノイエ・ギャラリーが所蔵する‘アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ’に最接近。ギャラリーが06年に156億円を投じて手に入れたこの傑作に‘世界で最も贅沢な美女の謎’と気を惹くタイトルをつけるほどだから、いやがおうにも番組への期待がたかまる。

金細工職人、クリムトの技術を京都の箔師父子二人で分析するという趣向はなかなかおもしろい。映像が綺麗で細かなところまで見せてくれるのでぐいぐい惹きこまれる。画面の大半をしめる金をクリムトはどういう風にして強く輝かせ華麗にみせているのか、これを日本の伝統の技に生きる金細工職人が経験と想像力で再現し、その謎を解き明かしていく。

金は装飾性を表現するものとしては西洋美術では中核的なもの、その使われ方がわかり、そして古代エジプトのミイラの棺に描かれた目の模様とかケルトの渦巻き模様が意味することもイメージできた。こういう情報が多く絵に対する想像がふくらんでいく美術番組はみてて本当に楽しい。

収穫はアデーレの肖像画のことだけではなかった。映像に有難い情報が含まれていた。2階の部屋にクリムトの絵がもう2点飾ってある。‘アデーレ’の隣に‘アッター湖畔ヴァイセンバッハの森番の家’(1912年)、そしてこの絵の横にあるのが‘踊り子’。

この2点はTASCHENのクリムト本に載っているが、ともに個人の所蔵になっていた。本が出版されたあとノイエが購入したのだろう。俄然、ノイエ・ギャラリーヘ行きたくなった。メトロポリタン美から北へ400mのところにあるというからすぐみつかる感じ。次回のNYが楽しみ。

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