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2011.10.19

ラヴェル‘亡き王女のためのパヴァーヌ’の王女は誰?

3181_2          ベラスケスの‘王女マルガリータの肖像’(1654年 ルーヴル美)

3182_2     ルーベンスの‘王妃アンヌ’(1622年 プラド美)

2ヶ月ほど前からBSプレミアムの音楽番組‘名曲探偵 アマデウス’に完全に嵌っている。はじめてみたラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’のあと毎週あるのかなと思っていたがそうでもなく、今日放送されたラヴェルの‘亡き王女のためのパヴァーヌ’が6曲目。放送時間は10/12から毎週水曜の午後6時に変わった。

ラヴェルが24歳のとき作曲した‘亡き王女のためのパヴァーヌ’はお気に入りの曲。これまで数えきれないほど聴いたアシュケナージの演奏でその美しい旋律が心に沁みこんでいる。でも、ピアニストや音楽家が通じている専門的な音楽知識はゼロに等しい。

わが家では講談社学術文庫からでている‘クラシック音楽鑑賞辞典’(83年11月)がクラシックのバイブル。ここに書かれていることが名曲についての唯一の情報だが、悲しいかな音符や長調、短調といった音楽理論は??なので、いつ作曲されたことくらいしか頭に残らない。

その状況がこの番組で一気に変わった。毎回、曲の専門的な解説を貪欲に吸収している。1年くらい観続けたら、クラシックの音楽理論が普通レベルくらいまで引き上げられるかもしれない。いい番組に出会った。

‘亡き王女のためのパヴァーヌ’には興味深い話がでてきた。‘亡き王女’は誰か?に関していろいろ説があるという。そのひとつがベラスケス(1599~1660)が描いた3歳の王女マルガリータ。件の‘音楽辞典’には‘この曲はパリのルーヴル美にあるスペインの画家ベラスケスの描いた若い王女の肖像にヒントを得て作曲したと伝えられている’と書かれている。

もうひとり歴史上の人物としてとりあげていたのがルーベンス(1577~1640)が描いたルイ13世の王妃アンヌ・ドートリッシュ。この絵は今年の一月プラドで開催された回顧展でみたものだか、番組では1625年に描かれたものが使われていた。

王妃アンヌはスペイン王のフェリペ3世の娘で弟がフェリペ4世。色の白いなかなかの美人。ルイ13世とは同い年で二人は14歳のとき結婚した。長い間子どもができなかったが、アンヌは37歳のときやっと男の子を産む。この王子が後の太陽王ルイ14世。

‘亡き王女’が誰かは決め手がないようだ。今回は音楽理論とお馴染み絵画のセットで楽しませてもらった。

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