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2011.10.14

満足度200%の‘酒井抱一と江戸琳派の全貌’展!

3169_2     ‘州浜に松・鶴亀図’

3167_2     ‘秋草花卉図’

3170_2     ‘十二ヶ月花鳥図屏風’

3168_2         ‘妙音天像’

千葉市美ではじまった‘酒井抱一と江戸琳派の全貌’展’(10/10~11/13)は期待通りのすばらしい展覧会だった。いつものことながらこの美術館で行われる回顧展はとにかく数が多い。浦上玉堂展(06年)、鳥居清長展(07年)のときと同様、‘酒井抱一、鈴木其一の絵、全部みせます!’という展示スタイルだから、体が通常より倍くらい熱くなる。

じつはこの展覧会の図録は本屋で市販されている。先月末横浜そごうでたまたま見つけ先行して購入していた。分厚い図禄だから、千葉市美へ出かけたときバッグをふくらませない作戦。嬉しいことに、追っかけの絵(3点)の2点が載っていた。だから、開幕する前から満足度200%モードになっている。

酒井抱一(1761~1828)の絵は蒔絵の箱の意匠などを含めて122点ほどでている。東博であった‘大琳派展’(08年)のときが35点だから、その3倍くらいの作品が集結している。まさに大回顧展!会期は一ヶ月だが、展示替えがある。有名な絵の展示期間をお知らせしとくと、
★‘四季花鳥図屏風’(陽明文庫):10/25~11/13
★‘夏秋草図屏風’(重文 東博):11/1~11/13
★‘四季花鳥図巻’(東博):10/10~10/30
★‘十二ヶ月花鳥図’(三の丸尚蔵館):通期
★‘八橋図屏風’(出光美):10/10~10/23
★‘風神雷神図屏風’(出光美):11/1~11/13

これまで図版などでもみたことのなかった作品でとくに惹かれたのがおめでたい絵‘州浜に松・鶴亀図’(通期展示)。昨年ギッターコレクションでみた‘朝陽に四季草花図’のように晴れやかな気分になった。そして、四角い画面の大作‘秋草花弁図’(10/10~30)、みた瞬間思わず‘うわー!’と声がでた。この絵が一番の収穫。

‘十二ヶ月花鳥図屏風’(10/10~30)と‘妙音天像’(通期)が追っかけの2点。6点ある‘十二ヶ月花鳥図’はこの神戸の香雪美が所蔵するものが最後に残っていた。やっとみることができ感慨深い。出光美蔵と同じ屏風に貼られたものだが、一点々がなかなかいい。真ん中の薄と月が一体化したような表現が心を打つ。

技芸の神様、妙音天(弁財天)を描いたものは個人コレクターの所蔵。衣装の青や黄色の地に金色の線で描かれた模様がじつに精緻。黄色と緑の対比が印象的で綺麗なお顔を時間が経つのも忘れてながめていた。

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