ビッグ・ニュース! 2014年初頭 日本で台北故宮展覧会
今日の新聞に嬉しい展覧会情報が載っていた。といっても来年の話ではなく、2年半後の14年の初頭に開かれるもの。わくわくするような話だが、なんとあの台北の故宮博物院が所蔵する名品が日本にやってくるという。
新聞によると超党派の‘日華議員懇談会’(平沼赳夫会長)がこれから実行委員会をつくって準備を進めるようだ。これまで日本で故宮展が開かれたことはなかった。これには理由があり、日本には展示で持ち込まれた海外の美術品を差し押さえから守る法律がなかったから。
故宮博物院は日本で展示されたものが中国政府から差し押さえられることをおそれているのである。が、今年3月に‘海外美術品公開促進法’が成立したため、この心配がなくなった。じつは、09年から中国と台湾の関係が改善され、北京故宮博物院と台北故宮博物院は交流を活発化させており、北京の収蔵品が台北で展示されている。だが、台北にあるお宝は中国に差し押さえを禁ずる法律が整備されてないので北京では公開されてない。
台北故宮にあるやきもの、工芸品、絵画、書、彫刻の名品のどれをもってくるのか夢はふくらむばかりだが、30年に一度クラスのビッグな展覧会であることは間違いないだろう。この美術館のすごさを知っているから、まだみてない名品に心が強く向かっていく。願いの気持ちを表す帆を思いっきり高くして、勝手に目玉出品リストを作ってみた。
★郭煕の‘早春図’(拙ブログ10/11/1)
★范寛の‘谿山行旅図’(10/11/1)
★黄公望の‘富春山居図’
★蘇漢臣の‘秋庭戯嬰図’(10/11/1)
★‘宮楽図’
★徽宗の‘梅山禽図’
★‘青磁水仙盆’
★‘青磁鳳凰耳瓶’
★‘象牙透彫四段提食籠’
先走りもいいとこだが、このなかの3点でも実現するともう天にも昇る気分になるのだが。果たして思いの丈は叶うか?
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