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2011.10.06

夢の‘日本美術里帰り展’! 浮世絵

3147_2         鈴木春信の‘虫撰び’(1765~70年 大英博物館)

3146_2        鈴木春信の‘縁先美人’(1767年 ギメ美)

3149_2     葛飾北斎の‘蟹尽し図’(フリーア美)

3148_2     歌川広重の‘四季の花尽 朝顔’(1844~48年 ボストン美)

日本の美術品の里帰りといったとき、それを心の底から喜べるのは浮世絵の展覧会。びっくりするほど摺りの状態のいい浮世絵が目の前にずらずらと現れるのだから、これほど楽しいことはない。ここ5年の間に行われた里帰り展は、

06年 ‘ボストン美蔵 肉筆浮世絵展’ (江戸東博)
07年 ‘ギメ美蔵 浮世絵名品展’ (太田記念美)
07年 ‘ヴィクトリア&アルバート美蔵 浮世絵名品展’ (太田記念美)
07年 ‘ミネアポリス美蔵 浮世絵コレクション展’ (松涛美)
08年 ‘ボストン美蔵 浮世絵名品展’ (江戸東博)
08年 ‘浮世絵 ベルギーロイヤルコレクション展’ (太田記念美)

09年 ‘マノスコレクション 写楽 幻の肉筆画展’ (江戸東博)
10年 ‘ハンブルク浮世絵コレクション展’ (太田記念美)
10年 ‘ボローニャ秘蔵浮世絵名品展’ (板橋区美)
11年 ‘ボストン美蔵 浮世絵名品展’ (山種・千葉市美)

そして、今年前半のビッグイベント‘写楽展’も嬉しい々里帰り展だった。主役の写楽だけでなく、歌麿、豊国も一級のものが世界中の浮世絵ブランド美術館や個人のコレクションからやってくるのだから、もう天にも昇るような気分。

浮世絵の人気は衰えることはないから、これからの展覧会にも期待が膨らむ。そんな夢の名品をピックアップしてみた。

里帰りを待ち続けている鈴木春信(1725~1770)の絵が3点ある。大英博が所蔵する‘虫選び’、パリのギメ美の‘縁先美人’と‘見立寒山捨得(墨流し)’。いずれもみたくてしょうがない絵。歌麿同様、春信はミューズに特別の祈りをささげている。

ワシントンのフリーア美にある葛飾北斎(1760~1849)の肉筆画‘蟹尽し図’はとても惹かれるが、遺言によりこれは現地でしかみることができない。08年ここを訪問したときは幸運にも‘雷神図’(拙ブログ08/4/18)と‘玉川六景’が展示されていた。次回は蟹の絵と200%参っている‘富士と笛吹き童子’(06/3/22)との対面が叶うと言うことないが、、果たして?

歌川広重(1799~1858)の描いた花や魚の絵がまだいくつか残っている。その一枚が‘朝顔’。ボストン美名品展の第4弾があるかわからないが、この絵の里帰りを勝手に決めている。

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