« 夢の‘日本美術里帰り展’! 絵巻・風俗画 | トップページ | 夢の‘日本美術里帰り展’! 狩野派 »

2011.10.03

夢の‘日本美術里帰り展’! 中国美術

3135_2     徽宗の‘翠竹双禽図巻’(北宋時代 12世紀前半 メトロポリタン美)

3137_2     伝徽宗の‘搗練図(とうれんず)’(部分 北宋時代 12世紀前半 ボストン美)

3136_2         ‘観音菩薩倚像’(宋時代 12世紀 ボストン美)

3134_3       ‘青磁水差し’(北宋時代 11~12世紀 メトロポリタン美)

ここにとりあげた中国の美術品はもともと日本にあったものかは不明だが、傑作の香りがするので日本の絵や彫刻と一緒にやって来てくれることを強く願っている。

6年前、名古屋ボストン美で幸運にも徽宗(1082~1135)の‘五色鸚鵡図’(拙ブログ05/11/15)をみることができた。これと同じような雰囲気をもつ花鳥画がNYのメトロポリタン美にある。それは‘翠竹双禽図巻’。08年に訪問したとき必見リストを握りしめて中国コーナーに急いだのだが、残念ながら展示されてなかった。なんとかリカバリーしたい。

ボストン美にある絵の名前の‘搗練(とうれん)’は生絹を練って光沢のある絹をつくること。描かれているのはこの作業の最後の行程で、炭火を入れた火熨斗でしわをのばしているところ。これは宮女たちの伝統の行事で、唐時代の作品を参考にして描いている。図版をみているだけでも鑑賞欲がぐっと刺激される。今中国の宮廷画でターゲットにしているのはこの絵と台北の故宮博物院にある‘宮楽図’(唐時代)。

北京にある故宮博物院はまだ訪問していない。17年前中国旅行をしたときは紫禁城をみるお決まりの流れだから、ここの見学は時間のなかに入ってない。ところが、今ではどのツアーも故宮のお宝をみることになっている。次回は至宝の数々が楽しめそう。そのなかで最も気になっているのがボストン美蔵の‘観音菩薩倚像’のように立てた右膝で右腕を支えるポーズをとる‘観音菩薩坐像’(宋時代)。どちらを先にみることになるだろうか?

メトロポリタンにある青磁の水差しに大変惹かれている。こういう鋭い彫り模様がオリーブグリーンの釉に映える北方青磁をみる機会は滅多にない。‘ボストン美 日本美術の至宝展’があれば、次は‘メトロポリタン美の日本・東洋美術名品展’を期待したくなる。そうすると、この青磁の名品とも対面できるのだが。

|

« 夢の‘日本美術里帰り展’! 絵巻・風俗画 | トップページ | 夢の‘日本美術里帰り展’! 狩野派 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夢の‘日本美術里帰り展’! 中国美術:

« 夢の‘日本美術里帰り展’! 絵巻・風俗画 | トップページ | 夢の‘日本美術里帰り展’! 狩野派 »