ウィーン美術史美でチェッリーニの‘金の塩入れ’がみたい!
ウィーン美術史美の中央階段
ウィーンを旅行したのは8年前だから、また出かけてもいいなと思っている。次回も名所観光は最小限のお付き合いにとどめ、再度美術館を駆けずり回ることになりそう。
めざすところはウィーン美術史美、クリムトとシーレ関連の美術館、そして04年に開館したリヒテンシュタイン美。1日の自由行動ではこれくらいがいいところ。美術館ごとにお目当てのものがある。
クリムトの絵がとても気に入ってるので、心は全点制覇にむかっている。実現するかどうかは別にして一点でも多く接することができれば幸せ。未見のクリムト作品が3点残っているヴェルベデーレ宮殿では一気に済みマークをつけたいがうまくいくか。また、壁面装飾の傑作がある応用美術館にも是非足を運びたい。
最も期待しているのがリヒテンシュタイン美。ルーベンスの傑作‘クララ・セレナの肖像’との対面をとても楽しみにしている。室の高いコレクションで有名だから、ルーベンスのほかにもサプライズがあるにちがいない。
さて、メインディッシュの美術史美。お目当てはもう決まっている。絵画ではブリューゲルのまだみてない作品2点。そして1階の展示室にあるチェッリーニ(1500~1571)の金の塩入れ。‘彫刻のモナリザ’ともよばれこの傑作は03年10月に訪問したときはなかった(拙ブログ05/1/14)。5ヶ月前に盗まれていたのである。
これが幸運にも発見されたのは06年の1月。このニュースが新聞で報じられたときはわがことのように嬉しかった。これで鑑賞は仕切り直しになった。が、まだそれが実現してない。大げさにいうとウィーンヘ行きたいのはこの金細工があるから。ラフには数年以内なのだが、オスロでムンクの‘叫び’をみたいし、ロシア旅行でプーシキン美を訪問したいし、、順番を決めるのにいつも悩む。
美術史美の1階の展示室は彫刻や工芸品のある東ウイング(入って左手)しかみてなく、古代エジプト、ギリシャ・ローマ美術などが展示してある西ウイング(右手)はまったく足を踏み入れてない。だから、次はカメオの‘アウグストゥスの至宝’やビザンチンの肖像彫刻などをしっかりみるつもり。
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