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2011.09.16

心の安まる‘浅川兄弟の心と眼ー朝鮮時代の美’展!

3082_2            ‘青花辰砂蓮花文壺’(朝鮮時代 18世紀後半)

3081_2       ‘青花窓絵草花文面取壺’(朝鮮時代 18世紀前半)

3080_2        ‘白磁壺’(朝鮮時代 17世紀後半~18世紀前半)

3083_2        ‘粉青面象嵌牡丹文瓶’(朝鮮時代 15世紀前半)

朝鮮陶磁の名品をみる機会がまたやってきた。2年前が日本民藝館で今度は千葉市美。やきもの展を千葉市美でみるとは思わなかったが、いつもの道順で‘浅川兄弟の心と眼ー朝鮮時代の美’展(8/9~10/2)をめざした。

山梨県出身の浅川伯教(のりたか 1884~1964)と巧(たくみ 1891~1931)の名前は柳宗悦の民藝運動に接したときインプットされた。柳は李氏朝鮮王朝(1392~1910)の陶磁の美しさを世界に知らしめた浅川兄弟から大きな影響を受け朝鮮陶磁のとりこになる。

この展覧回は日本にある朝鮮陶磁の名品をみる絶好の機会。大阪市立東洋陶磁美と日本民藝館の所蔵品を中心に個人蔵の優品も加わり120点くらい出品されているのだからまことに贅沢なラインナップ。

浅川伯教がコレクションした‘青花辰砂蓮花文壺’は4年前三井記念美で開催された‘安宅コレクション展’(拙ブログ07/10/24)ではじめてみた。この素朴で温かみのある青花の壺をまたみれた喜びを噛み締めている。弟の巧がもっていたのが‘青花窓絵草花文面取壺’。東洋陶磁美の安宅コレクションにはこの面取壺が2点あるが、今回はこちらのほうがでた。

一番の収穫は東洋陶磁美が所蔵する白磁の大きな壺(高さ46.6cm)。巨大な算盤球が目の前にどんとある感じ。これくらい大きいとやはり心が揺すぶられる。存在感いっぱいの大きな壺はもう2点ある。どちらも青花でひとつは龍、もうひとつは葡萄が描かれている。

安宅コレクション展のとき東京にやってこなかった作品が一点あった。どっしりした器形が印象深い‘粉青面象嵌牡丹文瓶’。また、とても惹かれる形をした白磁の熊川(こもがい)茶碗や粉青鉄絵の俵壺の前にも長くいた。

尚、この展覧会は千葉のあと次の会場を巡回する。
山梨県美:11/19~12/25
栃木県美:12/1/14~3/20

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コメント

ご無沙汰しております。
私も「大阪市立東洋陶磁美」この展覧会に行きました。日曜美術館で取り上げられた直後でいつになく観覧者が多かったですが、焼き物は、判らないながらもなんだか安らぎます。特別展とともにこの安宅コレクションはいつも時間を忘れてしまいます。

ドニ展は関西には巡回しないのでとても残念に思っておりましたが、そうでしたかぁ。西洋美にあるドニが大好きで、あの装飾性とべた塗りをまとめて観てみたいとおもっていたのですが。。。

投稿: licoluise | 2011.09.20 13:05

to licoluiseさん
この展覧会は期待していたのですが、いい
朝鮮陶磁がみれて幸せな気分です。とくに
初見の白磁の大壺にみとれました。

ドニ展は‘家族の肖像’と‘ボクシング’
が収穫でしたから、満足は満足なのですが、
西洋美にあるような装飾性の強いドニらし
いのが1点もなかったので◎とはいきません。

今年はもう一度ドニをみる機会があります
ので、それに期待したいです。

投稿: いづつや | 2011.09.20 16:36

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