« 個人コレクション 夢の傑作選!(16) | トップページ | 板橋区美の‘実況中継EDO’は何のこと? »

2011.09.12

テレビ朝日 ‘砂の器’を2夜連続でみた!

3067_2

土日に放映されたテレビ朝日の‘砂の器’をみた。半年前この番組をみるのを楽しみにしていたのに前日東日本大震災が発生、このため急遽延期になった。その後記憶から消えかけていたが、復活してきた。この物語は04年TBSで日曜シリーズという形をとり放送されたが、こういう大傑作では物語のあらすじがよく頭に入り、テーマにも深く沈潜できる連続放送のほうがいい。

大方のひとは映画の‘砂の器’(1974年、拙ブログ4/13)で目に焼きついている名場面を思い出しながらこの番組をみていたのではなかろうか。どんな音楽が流れてくるのだろうか、犯人和賀英良が作曲した‘宿命’がまた使われるのだろうか、‘紙吹雪の女’は誰が演じるのか、本浦千代吉の罹ったハンセン病は別の設定になるのか。

配役がなかなかいい。今西刑事には小林薫、相棒の若手刑事吉村弘は玉木宏、そして和賀英良は佐々木蔵之介。今回オリジナルでつくられた女性新聞記者は中谷美紀。ふだんTVのドラマはほとんどみないので、玉木と佐々木の名前がこの番組で顔とむすびついた。

ふたりとも顔は知っていたが、この俳優が玉木宏、佐々木蔵之介か!という感じ。最後の吉村刑事が本浦秀夫に自供させる場面は迫真の演技だった。役者の個性が演じる人物にぴたっとはまっている。TBSのものより出来栄えはこちらのほうずっとよかった。

今西刑事役の小林薫はテレビ東京の人気番組‘美の巨人たち’で毎週その声を聞いているから、どう今西刑事を演じるか興味深々だったが、勘がするどく人間味のあるベテラン刑事役を好演していた。映画で印象深かったのが今西と吉村がお店でお酒を飲んだり食事をするシーン。どんな職業についていたってウマの合う人と飲んだり食べたりするときが一番楽しい。この番組でも2人はうちとけた雰囲気で食事をしていた。

玉木宏はイケメンだから人気の俳優だと思うが、最後の取調べ室では目に力がありその演技力はなかなかのもの。また、好きな俳優西村が演じる威張り屋刑事と一緒に伊勢の旅館へ出張する場面がとても笑えた。西村はこういう役をやらせると本当に上手い。

テレビ界でドラマをつくっている人たちも自分たちの想像力とアイデアで心に残る‘砂の器’を生み出した。名作の誕生に拍手!

|

« 個人コレクション 夢の傑作選!(16) | トップページ | 板橋区美の‘実況中継EDO’は何のこと? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/52713806

この記事へのトラックバック一覧です: テレビ朝日 ‘砂の器’を2夜連続でみた!:

« 個人コレクション 夢の傑作選!(16) | トップページ | 板橋区美の‘実況中継EDO’は何のこと? »