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2011.09.28

夢の‘日本美術里帰り展’! 琳派

3114_2     俵屋宗達の‘松島図屏風’(17世紀 ワシントン・フリーア美)

3115_2     俵屋宗達の‘雲龍図屏風’(17世紀前半 フリーア美)

3116_2     尾形乾山の‘蔦紅葉図’(メトロポリタン美)

3117_2     鈴木其一の‘白椿図’(19世紀前半 フリーア美)

来年の3月、東博でボストン美が誇る日本美術の傑作が大公開される(3/20~
6/10、拙ブログ8/8)。あと半年待てば浮き浮きするするような展覧会場に身をおくことができる。今年前半に行われた‘写楽展’(東博)のように一級の浮世絵や絵画、彫刻などがずらっと揃う里帰り展ほど心が躍ることはない。

だから、いつも勝手にお好みの里帰り展を夢見ている。夢のままで終わるか、一部でも実現するか、それはミューズのお心次第。海外にある日本美術や中国美術の名品の中からまだお目にかかってないものを集めてみた。

3年前、東博で多くの人が足を運んだ‘大琳派展’があった。作品はこれ以上望めないくらい極上のものばかり。琳派はやはり日本美術のなかで不動の人気を誇っている。この展覧会にはアメリカからメトロポリタン美とファインバーグコレクションが所蔵する酒井抱一の‘柿図屏風’や‘十二ヶ月花鳥図’などが里帰りした。

そして、来年になるとまたすばらしい琳派の絵が戻ってくる。東日本大震災のため根津美での展示が延期になったメトロポリタン美自慢の名品、尾形光琳の‘八橋図屏風’。根津美にある国宝の‘燕子花図屏風’と響きあう華麗な装飾美を前にすると倒れるかもしれない。

メトロポリタンにある光琳の‘波濤図’も‘八橋図’も里帰りするのに、ワシントンのフリーア美にある俵屋宗達(生没年不詳)の‘松島図’と‘雲龍図’だけはどんなに待ち望んでも日本にはやってこない。08年ここを訪れたとき(08/4/18)、この二点との対面をかすかに期待していたがダメだった。琳派狂としては宗達の最高傑作‘松島図’をみないでは死ねないので、いつか現地で夢を叶えたい。

フリーアには鈴木其一(1796~1858)の‘白椿・薄野図屏風’もある。右隻が‘白椿図’。緑の映える小山のむこうで金地を背に描かれた白椿はお茶目で可愛いらしい感じがする。

尾形乾山(1663~1743)はやきものだけでなく、絵も魅せられるものが多い。ざざっと描いた感じなのだが画面には味わい深い雰囲気をただよっている。メトロポリタンにある‘蔦紅葉図’もいつかお目にかかりたい絵の一枚。里帰りしてくれるだろうか?

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コメント

いづつや様
大変ご無沙汰いたしております。前回のコメントは年初だったような気がいたします。
美術に気持ちが惹かれるのは私の心に余裕ができたからでしょうか。あなたにこのお便りを送れることを嬉しく思っております。
来年の東博での展覧会、久々に上京してみようという気になっています。光琳や長谷川等伯が宗達に魅せられて描いた作品を見れるのですね。展覧会の見所をもっと詳しく解説していただきたくお願いいたします。

投稿: 黄色いカナリア | 2011.11.01 11:07

to 黄色いカナリアさん
来春東博で開催されるボストン美名品展は最高の
日本美術が揃うのではないかと今からわくわくし
てます。

まだ、作品の全容が分かりませんが、若冲にも
すごく期待を寄せてます。とにかくすごいことに
なりそうです。同時期に東京はいい展覧会がいく
つも開催されます。Bunkamuraのダ・ヴィンチ展
とか東京都美のマウリッツハイス美展とか、
楽しみ満載です。

投稿: いづつや | 2011.11.01 23:41

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