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2011.08.15

サプライズ200%の‘空海と密教美術展’! その三

2960_2     国宝‘両界曼荼羅図・胎蔵界’(平安時代 9世紀 東寺)

2959_2     ‘胎蔵界の中台八葉院’(中心部分)

2958_2       国宝‘真言七祖像・龍智像’(平安時代 821年 東寺)

2957_2        重文‘五大力菩薩像・無畏十力吼菩薩’(鎌倉時代 1197年 普賢院)

密教というとすぐ頭に浮かぶのが曼荼羅図。仏様がびっしり描かれた曼荼羅図をこれまでいくつも体験してきたが、最も感動したものは今回展示されている東寺にある‘両界曼荼羅図’と根津美が所蔵する‘金剛界八十一尊曼荼羅’(重文 拙ブログ10/7/31)。

彩色曼荼羅図の最高傑作といわれる東寺の‘両界曼荼羅図’は二つを一度にはみれない。‘胎蔵界’の展示は7/20~8/21で、‘金剛界’は8/23~9/25。

この曼荼羅図は一緒に出品されている‘高雄曼荼羅’(国宝 神護寺)のように大きくないから、描かれている仏が細かいところまでとらえることができる。びっくりさせられるのがその鮮やかな色彩。平安時代に描かれたとは思えないほど赤や青や緑がよく残っている。

混雑してなければ一体々を単眼鏡を使ってみるのだが、そうもいかないので中心部分の大日如来など9体を少し時間をかけてみた。丸顔でふっくらした体つきは2年前インドを旅行したときヒンズー教の寺院でみた天女の彫刻を彷彿とさせる。下の3つの仏のうち右の仏はにこやかに笑っている(拡大図)!是非ご自分の目で。

‘真言七祖像’のうち現在展示されているのは‘龍智’‘不空’‘金剛智’(8/9~9/4)。人物像の輪郭はこの順番でわかりにくくなる。‘龍智’で視線が向かうのは画面上部にみられる空海(774~835)が書いた絵のような文字。同様に空海が唐から請來した‘金剛智’もみみずのはったような文字ばかりをみていた。

鎌倉時代に描かれた‘五大力菩薩像’はダイナミックな動きをとらえた見事な線描に魅せられる。彩色の吼える菩薩(国宝 8/7までの展示)がでていたことを図録で知った。うかつだったが、これは2度みているからご愛嬌。

9月に入ってからまた出かけるつもりだが、お目当ては東寺蔵の‘金剛界’と‘海賦蒔絵袈裟箱’(国宝 8/16~9/25)。とても楽しみ。

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