草間彌生の世界巡回展がみたい!
昨日の正午頃、たまたまBSプレミアムにチャンネルをまわしたら草間彌生を特集した美術番組をやっていた。7/16に放送されたときはあまり乗り気でなくパス。これはその再放送だが、見終わったあとは番組に引き込んでくれたミューズに手をあわせた。
番組のタイトルは‘世界が私を待っている、前衛芸術家草間彌生の疾走’、1部、2部あり全部みると3時間になる。そのなかに興味深い情報がいくつもあった。現在、欧米で
YAYOI KUSAMAの人気が上がっているという。
そこでビッグな4つの美術館の共同企画により草間彌生の世界巡回展が今年から来年にかけて行われることになった。スタートはマドリードのソフィア王妃アートセンター。そのあとパリ、ロンドン、NYで開催される。
★ソフィア王妃アートセンター:5/10~9/18
★ポンピドゥーセンター:10/10~12/1/9
★テート・モダン:2/8~5/20
★ホイットニー美:未確認
草間彌生の回顧展は一度東近美(04年10月)で体験した(拙ブログ05/6/22)。画像はそのときの図録の表紙。そのあとはどこかのアートフェアで最新作を数点みた程度だから、世の中に大勢いる草間ファンのようにKUSAMAワールドにつつまれているわけではない。
でも、回顧展やアートフェアでみたかぼちゃの絵が大変気に入っている。黄色の地に大小の黒の点々で造形されたこの大きなかぼちゃはオブジェとなって、国内ではベネッセアートサイト直島とか病院とか、海外では台湾の農業研究所の施設などに設置されている。パリのグランパレで行われた世界的なアートフェアには最新作のオブジェが展示されていたが、その人気は高くすぐ買い手がついた。
この世界巡回展のために草間は100点新作を制作した。82歳にしてこの創作エネルギーは驚異的。そのうち16点が展示されたソフィアでは、感想を聞かれた若い女性は‘これを描いた作家は40歳くらいじゃない’と言っていた。誰だってこの絵を80歳をすぎた女性が描いたとは思わない。草間彌生はやはり規格外の大アーティスト。
ホイットニー美の日程がわからないが、NYへでかけてみたくなった。
| 固定リンク
コメント