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2011.08.22

そごう美の‘藤島武二・岡田三郎助展’! 藤島武二

2985_2     ‘婦人と朝顔’(1904年)

2986_2          ‘西洋婦人像’(1908~09年)

2983_2     ‘港の朝陽’(1935年)

2984_2         ‘室戸遠望’(1935年)

現在、横浜そごうでは‘藤島武二・岡田三郎助展’(7/28~9/4)が開催されている。まず、鹿児島出身の藤島武二(1867~1943)から。

この二人展の情報を得たとき、心がときめいた。ひょっとして藤島武二の待ち焦がれている絵‘芳蕙(ほうけい)’と‘チョチャラ’(拙ブログ09/12/24)がみれるのではないかと。しかし、チラシには2点とも載ってなかった。図録には石橋美蔵の‘チョチャラ’がでているから、巡回先の三重県美(9/10~10/23)かひろしま美(10/29~12/11)のどちらかで展示されるのだろう。どうもこの絵とは相性が悪い。

表紙に使われている‘婦人と朝顔’(個人)をみるのは二度目。浮世絵の大首絵のような肖像画で背景の朝顔と美形の女性が一体になった画面構成にとても魅せられる。それにしてもこの女性は美しい。誰かに似ている、そう演歌歌手の藤あや子!

この絵が装飾的な雰囲気をもっているのに対し、‘西洋婦人像’(島根県立石見美)はのびやかな筆使いで目に力のあるイタリア人女性を力強く造形している。この絵は画家がローマに滞在していたときに描いたものだが、同じモデルを正面からとらえたものを福岡市美でみたことがある。

藤島武二は晩年、風景画の制作に没頭している。テーマは‘日の出’。1937年に完成した献上画‘旭日照六合’(三の丸尚蔵館)との対面をちょっぴり期待したが、これもダメだった。だから、待望の回顧展なのに追っかけ画3点は全敗。絵画の鑑賞に必要なのは忍耐力。気長に待つしかない。

山や海の日の出を描いた作品は7点ある。お気に入りは東近美でお馴染みの‘港の朝陽’と泉屋博古館分館が所蔵する‘室戸遠望’。‘港の朝陽’はぱっとみるとモネの‘印象日の出’(マルモッタン美)がダブってくる。

室戸岬はまだ行ったことがないが、海は‘室戸遠望’のような目に沁みる青色をしているのだろう。岩に当たって砕ける白波の輝やきが心に深く刻まれる。今日、NHK夜六時台の関東圏ニュースで小笠原諸島の風景をヘリコプターから撮影した映像を流していた。その海の青さと岩にあたる白い波はこの絵そっくり。室戸にも小笠原にも行きたくなった。

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