大英博物館 気になるお宝はこれ!
グレート・コート
‘週間一度は行きたい 世界の博物館’(朝日新聞出版)の創刊号と2号は大英博物館、2冊とも買ったがもう1冊(18号)でるようだ。ルーヴル(2冊)とともに別格扱いなのも、その収蔵品の多さ(現在800万点以上)を知れば合点がいく。
前回ここを訪問したのは1990年。だから、館内がどうなっていたかはアバウトにしかわからなくなっている。この本に興味深々のものがあった。それは2000年にできた新たなシンボル、グレート・コート。正面入り口を入ったところにでーんとできていた!完成してからだいぶ経っているのにこの情報がインプットされず、08年と昨年ロンドンへ行きながら大英博は2回ともパス。なんとも間が抜けていた。
大英博でこれまで熱心にみたのはエジプトとギリシャ、アッシリアのコーナー。でも、見落としがいくつかある。エジプトではロゼッタストーンや厚い唇をしたエジプト王の頭像、そしてミイラばかりに気をとられ、すばらしい壁画‘狩猟の図’の記憶がない。次回はいの一番にこれをみるつもり。
古代アッシリアの遺物で惹かれているのは巨大な‘人面有翼守護像’と石板のレリーフ。夢中になってみたレリーフのなかで今でも目に焼きついているのが‘死ぬ雌ライオン’と‘ライオン狩り’。エジプトのカイロへ出かけピラミッドやスフィンクスを体験したから、イランのペルセポリスにも行ってみたいのだが、治安の関係で今はしり込みしている。
これから開拓したいところの一つがケルト、アングロサクソンのコレクション。そのなかでとくに気になっているのが‘サットン・フーの鉄製兜’。これはアングロサクソンの巨大な船葬墓から出土したもの。じつにカッコいい兜で、目の穴がとても精悍にみえる。はやくこの兜の前に立ちたい。
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