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2011.08.13

サプライズ200%の‘空海と密教美術展’! その一

2950_2        国宝‘降三世明王立像’(平安時代 839年 東寺)

2949_2        国宝‘帝釈天騎象像’(平安時代 839年 東寺)

2951_2     国宝‘蓮華虚空菩薩坐像’(平安時代 9世紀 神護寺)

2952_2     国宝‘薬師如来坐像’(平安時代 9世紀 大阪・獅子窟寺)

現在、東博で行われている大人気の‘空海と密教美術展’(7/20~9/25)をみてきた。昨日金曜日の朝10時半に入館したので外で待つことはなかったが、盆休み中はそれこそ9時半の開館時間から長い行列ができるかもしれない。

国宝の追っかけをライフワークにしているから、この展覧会のように国宝がドドドっと揃う展覧会は目に気合が入る。が、今回はチラシに載っている曼荼羅図や仏像、書をすでにみているため、体は前のめり状態でもない。だから、久しぶりに対面する東寺の講堂にある立体曼荼羅8点をたっぷり楽しもうという作戦。

そういう狙いなのだから、8体をぐるっとまわりながらみれる最後の特別展示コーナーから先にみればよかったが、レイアウトの状況がつかめないから最初の書からのろのろ歩きでスタートした。まずは仏像の感想から。

京都へ行かなくて東寺の講堂の中に身をおいているような気分にさせてくれるのだから、展覧会というのは有難い。菩薩2体、明王2体、四天王2体、そして梵天、帝釈天。最も時間をかけてみたのが‘降三世明王立像’と‘帝釈天騎象像’。‘降三世’は忿怒の相の顔が4つ、手が左右合わせて8本。この異相の手は躍動感に満ちている。

そして、とても惹きつけられるのが帝釈天。これほどイケメンの帝釈天はほかに見たことがない。また、帝釈天が乗っている象も安定感があり可愛い。この隣に展示してある‘大威徳明王騎牛像’は顔、手、足が6づくし。6本の足をもつ大威徳はほかに見た記憶がない。だから、足ばかりみていた。

大収穫だったのが京都の神護寺にある‘五大虚空蔵菩薩坐像’の2体。この5体は追っかけ仏像のひとつ。以前現地を訪問したとき、これは事前に予約しないとみれないことがわかった。で、いつか再訪しようと思っていた。その坐像が目の前にある!この情報はまったくなかったから、もう天にも昇る気分。ふっくらした赤い顔に放心状態。

もう一点、切れ長の目が印象深い‘薬師如来坐像’の前にも長くいた。普通なら獅子窟寺まででかけるインセンティブは働かないから、本当に嬉しくなる。

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コメント

昨日の『美の巨人たち』で柴又帝釈天の木彫を取り上げていましたが、いづつやさんもご覧になられましたか。

今日、前々からの予定で柴又帝釈天に行ってきたのですが、加藤寅之助を初めとする大正時代の名だたる彫刻家の木彫を見て、その職人芸の素晴らしさに圧倒されました!

像に跨る普賢菩薩や、獅子に跨る文殊菩薩もありましたが、人物、風景、建物、動物はどれも細密に彫られていて、ここまで木彫に感動したことは初めてです。

もし行かれていらっしゃっていないなら、ぜひ一度。JR日暮里駅で京成線に乗り換えると、そんなに遠くありません。

投稿: ケンスケ | 2016.10.09 20:46

to ケンスケさん
昨日の美の巨人はパスでした。柴又帝釈天に行かれ
ましたか!情報ありがとうございます。木彫の出来
映えがいいのであれば出かけなくてはいけませんね。

投稿: いづつや | 2016.10.10 00:34

何度もすみません。

「柴又帝釈天の帝釈堂彫刻ギャラリーとすい渓園がイイ!」でご覧ください。この通りに検索しないと、このサイトは見つからないことがわかりました。

投稿: ケンスケ | 2016.10.10 09:54

to ケンスケさん
追加の情報ありがとうございます。助かります。

投稿: いづつや | 2016.10.10 19:54

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