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2011.08.05

美術に魅せられて! MOA&出光美の勝川春章展に期待

2930_2     ‘婦女風俗十二ヶ月図’(重文 18世紀 MOA)

2929_2     ‘美人鑑賞図’(18世紀 出光美)

09年に日本画の主だった回顧展をレビューし、これから期待したい絵師の回顧展について書いたが(拙ブログ09/10/19)、今日はこのパートⅡ。この2年の間に大きな回顧展がいくつも開かれたので、まずそのまとめから(一部予定のものを含む)。

・長谷川等伯:10年 東博
・伊藤若冲:10年 千葉市美
・円山応挙:10年 三井記念美
・長沢芦雪:11年 MIHO MUSEUM
・酒井抱一:11年 千葉市美(10月)

・仙厓:10年 出光美
・東洲斎写楽:11年 東博
・葛飾北斎:10年 太田記念美
・歌川国芳:10年 府中市美 11年太田、森アーツセンター(12月)
・柴田是真:09年 三井記念美

さて、本題。先般、‘いつか行きたいレンバッハハウス美!’をアップしたとき、とても興味深い情報が目に入った。三菱一号館美で開催された‘カンディンスキーと青騎士’展の図録によると、レンバッハハウスが改築工事に入る前、パリのポンピドーセンターとNYのグッゲンハイム美の3館共同企画で大カンディンスキー展が08年から09年にかけて行われたという。

今頃こんなビッグニュースを知り残念がってもしょがないが、カンディンスキーのいい絵をごそっともっている3館が手をあわせて大回顧展をするのだから、そのラインナップは壮観だったにちがいない。欧米のビッグな美術館はこうした夢のようなコラボをよくやる。

こういうわくわくするような共同企画が日本の美術館でもできないものだろうか。一つの例をあげてみたい。それは浮世絵師、勝川春章(1726~1792)の大回顧展。春章は歌麿、北斎、広重らに比べると知名度は下がるが、肉筆美人画や役者絵にはすばらしい絵がいくつもある。

国内の美術館で春章のいい絵を所蔵しているのは熱海のMOAと出光美。そこで、この二つの美術館が共同で企画し、大勝川春章展を開催する。もちろん、作品は国内にある名画だけでなくボストンやメトロポリタン、シカゴ、ギメなどからもどーんと集めてくる。

国内の美術館にはいい日本画の展覧会を開催しようと奮闘されている館長さんや学芸員の方は沢山おられるはず。そういう日本画を誰よりも愛される方々にお願いしたいのは、欧米の美術館がやっているような他館とのコラボ。共同企画によるスケールのでかい回顧展への道を是非切り開いてもらいたい。

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