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2011.08.14

サプライズ200%の‘空海と密教美術展’! その二

2953_2     国宝‘薬師如来像’(平安時代 913年 醍醐寺)

2954_2     国宝‘女神坐像’(平安時代 9世紀 東寺)

2955_2     国宝‘密教法具’(唐時代 9世紀 東寺)

2956_2     重文‘羯磨’(平安時代 9~10世紀 東寺)

国宝の仏像および女神像は全部で19点あり、会期中(7/20~9/25)出ずっぱり。彫刻の展示はいつ出かけてもこうした傑作がすべてみれるのがいいところ。国宝クラスの絵画ではこういうわけにはいかない。そして入館すると仏像全体がよくみえるのでまた感激する。

東博では大きな仏像展を開催するときはしばしば特別のコーナーをつくり、照明の当て方をとてもうまい具合にセッティングする。だから、日本の仏教彫刻の見事な造形美が心のなかに深く刻まれる。この展覧会では最後の立体曼荼羅が一番の見所だが、その前に思わず声がでる仏像展示がある。

それは醍醐寺の‘薬師如来像’。‘ええー、こんなにデカイ薬師如来だった?’というのは率直な感想。醍醐寺の霊宝館で2回みたのだが、建物自体の天井が高いのと照明が落ち少し離れたところからこれをみたせいか、大きな仏像という印象がそれほどなかった。同じ仏像をみているのに、ここではインパクトのある薬師如来に変わっていた。

東寺にある‘女神坐像’ははじめてみた。これまで神様の坐像は両手くらい体験したが、この女神像には魅せられる。顔の表情がゆるりとしているので、みていて肩がほぐれる感じ。女神でいつも強く印象づけられるのは頭の大きさ。とにかく異常に大きい。

いくつかでている密教法具のなかでお気に入りはクワガタムシの角を連想させる
杵(しょ)。先の尖った鈷(こ)の本数により独鈷、三鈷、五鈷といったタイプがある。これは行者護身の武器の象徴。握り心地がよさそうなので、つい手にもってみたくなる。今回でている国宝の法具は空海が唐から請来した五鈷鈴と五鈷杵、金剛盤。

これまで目にすることがあまりなかったのが二つの三鈷杵をくっつけ十字の形にしたような‘羯磨(かつま)’。杵や鈴同様、鋭く尖った鈷の先の形にわけもなく惹きつけられる。

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