もっと見たいハドソンリバー派の名画!
コールの‘雷雨のあとのホウリオウク山からの眺め’(1836年 メトロポリタン美)
コールの‘ナイアガラの滝の眺望’(1830年 シカゴ美)
チャーチの‘コトパクシの眺め’(1857年 シカゴ美)
ビーアスタットの‘ロッキー山脈 ランダーズ・ピーク’(1863年 メトロポリタン美)
NYのメトロポリタン美ヘ08年行ったとき、とても楽しみにしていたのがハドソンリバー派の風景画。このハドソンリバー派の絵画については、03年に放送されたNHK人間講座‘美は時を超える’の講師をつとめた日本画家千住博から教えてもらった。
講座のなかではMETにあるトマス・コール(1801~1848)、フレデリック・エドウィン・チャーチ(1826~1900)、アルバート・ビーアスタット(1830~1902)の作品が紹介された。千住博ご推奨の風景画だから、入館すると真っ先にアメリカン・ウイングをめざした。ところが、生憎改装中でみれたのは雄大なアンデスの風景が信じられないほど緻密に描かれたチャーチの‘アンデスの山奥’(拙ブログ08/5/11)のみ。思い入れが強かったので1点だけだと消化不良の感はいなめない。
だから、次回のMETではコールの長いタイトルがついた‘雷雨のあとのマサチューセッツ州ノーサンプトン、ホウリオウク山からの眺め’とビーアスタットの‘ロッキー山脈、ランダーズ・ピーク’のリカバリーをまず果たしたい。ハドソンリバー派はこの3点で終わり?画集がないので一体どのくらの数があるのかわからないが、作品情報はもう数点ある。
それはシカ美が所蔵するコールのナイアガラの滝を描いたものと図版をみているだけでも心が震えるチャーチの‘コトパクシの眺め’。シカゴ美ではオマケのホッパー展とホーマー展が急遽入り、スーラの点描画などの追っかけ画を大急ぎでみることになったため、アメリカ絵画の部屋はオキーフ以外はパスした。
ここにとりあげた2点は鑑賞のあと購入した館の図録に載っていたもの。頁を開いた瞬間、ため息がでた。METにあるものと勝るとも劣らない傑作!こういうコレクションがあるのだから、シカゴ美というのはやはり凄い美術館。会えなかったのは残念だが、またここへ出かけるインセンティブができたと思うことにした。
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コメント
こんにちわ。ホッパーの事など少し書いた事があります。お時間がある時見て下さい。(トラックバックできませんので・・・。)
Baroque の 優雅な昼下り
http://fzksakura.blogspot.com/ (2008年11月8日:ダイナー)
投稿: Baroque | 2011.07.05 19:17
to Baroqueさん
3年前シカゴ美でホッパーの大回顧展
に遭遇したのは一生の喜びです。
ますますホッパーが好きになりました。
投稿: いづつや | 2011.07.05 23:18
↑のBaroqueデス。
すみません 2008年11月12日 の間違いでした・・・
投稿: Baroque | 2011.07.05 23:31