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2011.07.10

もっと見たいステラの名画!

2835_2     ‘ハランⅡ’(1967年 グッゲンハイム美)

2837_3     ‘グラン カイロ’(1962年 ホイットニー美)

2838_2     ‘ベックホーフェンⅡ’(1972年 フォッグ美)

2836_2     ‘ジャラマⅡ’(1982年 ワシントンナショナル・ギャラリー)

日本でモダンアートの殿堂といえば川村記念美。関東圏に住んでいると京都・奈良は遠いので寺社や仏教彫刻めぐりはそう度々とはいかないが、そのかわり川村で超一級の現代アートを楽しむことができる。なにしろここはロスコとフランク・ステラ(1936~)のすばらしい作品を所蔵している。

お気に入りのステラの作品を07年の特別展示(拙ブログ07/1/24)で堪能した。そのあと展示会場が改装され今では、絵画や半立体のレリーフが常時10点くらいみれる。ここには‘ブラック・ペインティング’や‘分度器’のシリーズ、‘シェイプト・カンヴァス’、‘レリーフ・ペインティング’が揃っているから、ステラの創作活動の流れはおおよそつかめる。

作品はどれも2~3m級の大作なので、一点々強いインパクトでもって体のなかに入ってくる。だから、こういう作家の場合、作品を数多く体験しなくてもいいのかもしれない。でも、ファン心理は微妙で一方で作品タイプごとにいろいろなヴァリエーションを体験したいという思いもある。

追っかけ画は出かける可能性の高い美術館にあるものが中心。グッゲンハイムでみたいのは幼稚園にあるおもちゃに使われているような明るい色彩と半円のフォルムが目を楽しませてくれる分度器シリーズ。ステラに魅せられているのはこの豊かな色彩感覚。だから、このシリーズは1点でも多くみたい。

同心正方形の‘グラン カイロ’は府中市美であった展覧会でお目にかかった。図版だと作品のサイズが消えるから幾何学的なデザインとしてスッとみてしまうが、本物は
2.17mの大きな正方形。この絵のおもしろいところは赤や青や黄色で彩られた枠が前後に動くこと。画面になかに吸い込まれる感覚を生み出すのはアメリカの作家の得意技。作品がデカイことが重要な要素になっている。

巨大なコラージュのイメージがする‘ベックホーフェンⅡ’や川村に何点もある多色レリーフの別ヴァージョン‘ジャラマⅡ’の前にもいつか立ちたい。だが、モダンアートは新旧の交代が激しいから、でかけたとき展示してあるかは確証がない。前回のワシントンで縁がなかったステラはこの絵を含めて3点が図録に載っている。一発でリカバリーなるか?

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