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2011.07.17

アゲイン 不滅のシンボル‘鳳凰と獅子’展(後半)!

2864_2     ‘鳳凰文碑’(重文 飛鳥時代 7世紀)

2866_2          ‘桐鳳凰模様筒描布団地’(20世紀前半)

2865_2     狩野永徳の‘唐獅子図屏風’(桃山時代 16世紀)

2863_2          歌川国芳の‘禽獣図会 獅子’(1839~41年ころ)

満足感の高かった‘鳳凰と獅子’展(拙ブログ6/26)をまたサントリー美でみた。後半の出品作に追っかけ作品あったので、それが展示されるタイミングで足を運んだ。前回ついていた無料券は次回の‘ヴェネツィアン・グラス展’にとっておき、使ったのは隣の方のもの。

狩野探幽の‘桐鳳凰図’の狩野栄信ヴァージョン‘桐松鳳凰図’(静岡県美 展示は
7/13~7/24)、これが後半の追っかけ画。左隻に描かれた飛んでる鳳凰は探幽のものよりずいぶん白っぽい。これで探幽、常信、栄信の3点セットが完結した。

通期で展示してある‘鳳凰文碑’(奈良・南法華寺)にまた惹きこまれた。羽根を大きく広げた鳳凰の姿のレリーフをみるのははじめて。この躍動感あふれる鳳凰は一生の思い出になる。最後の部屋にある布団地に描かれた賑やかな鳳凰も目を楽しませてくれた。

この展覧会のラインナップをみたときびっくりしたのが狩野永徳の‘唐獅子図’(三の丸尚蔵館)の展示(7/6~7/24)。民間の美術館にこの傑作が登場するのだから、サントリーのブランド力には恐れ入る。4年ぶりの対面(07/11/9)だが、京博のときと同様、時間をかけてみた。

2頭の唐獅子はともに量感たっふりに描かれている。それが最も感じられるのが大きく膨らんだ胸。勢いのある力強い筆線が見事。風になびく髭や尾っぽの渦巻きと曲線の描き方はよくみるとちがっている。右の唐獅子が緑で左は茶色、これに黒と金色の線で渦巻きの形をだしている。十分に目にやきつけたところで絵の前から離れた。

図録ですごく気になったのが歌川国芳の獅子の絵。6点が知られている‘禽獣図会’シリーズはこれまで縁がなかった。これはご存知の獅子の子落とし。上の岩にいる親獅子の体は緑色!なんともアヴァンギャルドな色、親があまりにインパクトがありすぎるので下に蹴落とされた子獅子がかすんでいる。子獅子はもう一頭牡丹のところにいるのだが、顔の一部だけなのでわかりにくい。

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