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2011.07.15

雪舟の国宝‘天橋立図’が‘橋ものがたり’展に登場!

2856_2     雪舟の国宝‘天橋立図’(室町時代)

2855_2       野々村仁清の‘色絵柳橋図水指’(江戸時代 17世紀)

2858_2     葛飾北斎の‘諸国名橋奇覧・三河の八つ橋の古図’(江戸時代 19世紀)

2857_2     歌川広重の‘日本橋より富嶽遠望の図’(江戸時代 19世紀)

三井記念美で開催中の‘橋ものがたり’展(7/9~9/4)は昨年の‘隅田川’展(江戸東博)と似たタイプの展覧会。現在の石造二連アーチの日本橋ができたのは明治44年(1911年)。で、今年は架橋100年にあたる。それを記念したこの特別展では、絵画、やきもの、蒔絵などに描かれた橋をあれもこれもみせてくれる。サントリー美同様、ここも企画力があるからみてて楽しい。

今回追っかけ作品はとくになかった。こういうときはテーマ型の企画展の場合パスすることが多いのだが、チラシをみてそうもいかなくなった。雪舟の絵でお気に入りの国宝‘天橋立図’が京博から出品されるのである(展示は7/9~7/21)。この絵をみるのは京博であった‘雪舟展’(02年)以来。

9年前みたときと印象がちがった。前はもっと紙が白かったような気がする。時間の経緯により、その白の輝きが少しずつ消えているのだろうか。これは本当に見事は風景画。俯瞰の視点で橋立をとらえる構図に惹きこまれる。画面全体は墨の濃淡で描かれているが朱が6箇所で使われてる。是非ご自分の目で。

もうひとつ再会したいものがあった。それは野々村仁清の‘色絵柳橋図水指’(湯木美)。この名品と会うのは12年ぶり。V字をつくる緑の柳と金と赤で彩色された橋を息を呑んでみていた。‘柳橋水車’は屏風絵の画題として桃山から江戸初期にかけて人気のあったモチーフ。仁清の水指のほかにも屏風(MOA蔵)がでている。

橋をみて旅心が誘われるのはやはり浮世絵風景画。見覚えのある橋の絵がどどっと登場してくる。どれも琴線にふれるので選択に困るが、過去にとりあげたものとかぶらないように選んだ。北斎の‘諸国名橋奇覧’シリーズの‘三河の八つ橋の古図’は角々と曲がる八つ橋のフォルムとそこを行き交う旅人の丸い笠のリズミカルな動きが目に心地いい。

画面手前に大きく描かれた日本橋の擬宝珠と遠くの富士山を対比させた広重の絵(肉筆画)がとても気に入っている。この絵は5年前の開館記念展‘日本橋絵巻’に展示された。図録をみると後期にでてくる浮世絵にもいい橋の絵がある。リピート客の割引
(200円引き)を利用して、またでかけることにした。

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