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2011.07.27

ミューズのお誘い‘濱田庄司スタイル展’!

2902_2            ‘ガレナ釉蓋壺’(1922年)

2904_2            ‘飴釉青白流掛大鉢’(1970年代)

2901_2            ‘柿釉丸紋大平鉢’(1959年)

2903_2            ‘呉州赤絵鉢’(1968年)

先月三井記念美で‘橋ものがたり’展をみたとき、偶然新橋のパナソニック電工汐留ミュージアムで‘濱田庄司スタイル展’(7/16~9/25)が開催されることを知った。1年前ひょんなところから回顧展の情報を得て栃木県美(拙ブログ10/6/18)まで足をのばしたが、またまたミューズに助けてもらった。

汐留ミュージアムは工芸関連の企画展をよくやってくれる。2,3年前はリーチをとりあげ、今度はリーチと一緒に英国に行った濱田庄司(1894~1978)。作品は84点、これに濱田が集めた朝鮮や中国、日本のやきものなどが15点。ほかにもよき生活をおくるため濱田が愛用した家具やラウンドチェアなどが展示されている。

作品の大半は益子参考館が所蔵するもの。ここへは一度訪問したことがあるが、展示室のスペースの関係で展示作品の数は限られている。だから、この展覧会のおかげで濱田作品のヴァリエーションがさらに増すことになった。腹の底から嬉しくなるのが図録。現地では図録は用意されてなかったから、これはありがたい。しかもその編集ぶりはなかなかのセンス。

‘ガレナ釉蓋壺’は濱田が3年間滞在したイギリスの西南端コーンウォール地方の港町、セント・アイヴスでつくられたもの。イギリス伝統のスリップウェアの技法が使われている。ふっくらした丸い形にとても魅せられた。

濱田のやきものをみる楽しみは大鉢。3点ある、勢いのある流掛が2点と柿釉の地に丸紋をつくりそこに黍文を描いたもの。もう一点、これより少し小さいが明る白と緑の線の対比が印象深い‘刷毛目鉄絵大皿’にも足がとまる。

大鉢とともに体が自然に寄っていくのが赤絵の作品。全部で9点あった。そのなかでとくに惹かれたのがモダンな意匠で装飾された‘呉州赤絵鉢’。これはほかの食器などとともにテーブルに置かれ、実際の生活のなかで使われていた様子が再現されていた。

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コメント

こんばんは。
汐留、節電のため5時までですね、いづつやさん大丈夫でしたか?
益子も大震災で被害受けましたねー。
図録はasahi.comで拝見しました。濱田は民芸館で展覧会やっても図録作らないし、川崎市にも所蔵してますがどうなってるやら。
汐留はアンケート書くとルオーのポストカードくれますね、お客を大切にしていると感じます。

投稿: oki | 2011.07.30 22:50

to okiさん
益子の窯が震災で被害を受けたことは報道
で知ってましたが、参考館も大きな打撃を
うけたようで残念でなりません。

川崎ミュージアムの所蔵品はあそこであっ
た回顧展に載ってますからOKなのですが、
肝心の民藝館は資金難でなかなか図録が
できません。

リーチ、河井寛次郎、濱田所庄司の作品を
収蔵した図録をいつかつくってもらいたい
ですね。

投稿: いづつや | 2011.07.31 12:18

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