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2011.07.21

ギリシャ神話の絵画 傑作選! その1 

2877_2     ジョルジョーネの‘眠れるヴィーナス’(1510~12年 ドレスデン国立美)

2878_2     ボッティチェリの‘パラスとケンタウロス’(1482年 ウフィッツィ美)

2879_2     グレコの‘ラオコーン’(1610~14年 ワシントンナショナルギャラリー)

2880_2     ティツィアーノの‘ティテュオス’(1566年 プラド美)

これまで拙ブログではギリシャ神話が描かれた絵画や彫刻を沢山とりあげてきたが、まだ感動をもらった傑作がいくつも残っている。数回にわけて紹介したい。

昨日、BS朝日の‘世界の名画 ドレスデン国立美’を懐かしくみていたら、この美術館の至宝、ジョルジョーネ(1476~1510)の‘眠れるヴィーナス’がでてきた。8年前この絵の前に立ったときは美しいヴィーナスの裸体をうっとりまなこで眺めていた。ゴヤの‘裸のマハ’やマネの‘オランピア’の原点がこのヴィーナス。いつか再会したい。

ボッティチェリ(1445~1510)の作品に描かれた半人半獣のケンタウロスは暴力的なイメージがすっかり消え、女みたいな弱々しい表情をみせている。学問の女神パラスがケンタウロスの髪をつかんでいるのは理性が野蛮さをおさえつけていることを表している。

ワシントンのナショナルギャラリーにあるグレコ(1541~1614)の‘ラオコーン’はお気に入りの絵。08年の美術館めぐりではまた会えるのを楽しみにしていたのに、どこかへ貸し出し中で展示されてなかった。隣の方に是非みせたかったので残念でならない。二匹の大蛇に喰い殺される神官ラオコーンと2人の息子はローマにある彫刻(10/3/12)を参考にして描かれているが、後ろの背景にはトレドの風景を使っている。

1月にでかけたプラド美でようやくティツィアーノ(1485~1576)の‘ティテュオス’と‘シシュフォス’をみることができた。ティテュオスはゼウスの妻レトに狼藉を働いたかどで生きたまま大鷲に肝臓はついばまれる罰をうける。これが苦しみの極み。肝臓は夜の間に再生するので、来る日も来る日も肝臓をついばまれることになる。身のほどをわきまえず、レトに手をだした代償は大きかった。

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