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2011.07.28

3度目の‘歌川国芳展’も大盛況!

2907_2     ‘大山石尊良弁滝之図’(部分、1819年)

2906_2     ‘道外獣の雨やどり’(1842~43年)

2908_2     ‘其のまゝ地口猫飼好五十三疋’(1848~49年)

2905_2     ‘有卦福曳の図’(1858年)

太田記念美で本日まで行われていた‘歌川国芳展’の後期(拙ブログ7/16)は7/20~28に15点でてきたので、また足を運んだ。館内は大入り満員。マルチ浮世絵師、国芳(1797~1861)の描くユーモアにあふれる絵や寄せ絵、猫の絵などが多くの人たちの心をとらえていることを実感した。

最後の絵は後期出ずっぱりだったが、ほかの3点は7/20から展示されたもの。画面いっぱいに大勢の人が描かれた大山詣の絵は滝の光景と人々の喧騒ぶりが目にやきつく。こういう活気のある絵をみると元気がでる。

猫の五十三次の絵はまったくおもしろい。画像は左の部分だが、赤枠のなかに日本橋から京まで五十三次の駅名、その隣に語呂合わせの文字、そしてそれに似合う動作をした猫が描かれている。国芳は猫を可愛がっていたから、どんなしぐさや動きでも描ける。

筆がたつうえに誰も思いつかない語呂合わせの遊びで人々を猫ワールドに惹きこむのだから、国芳は一級のエンターテイナー。語呂合わせの例をひとつふたつ。草津→こたつ、草津の湯よりこたつの上、猫がこたつの上で丸くなっている。最後の京→ぎゃう、虎猫が捕らえたネズミにぎゃうと悲鳴をあげてさせておしまい。

英一蝶の‘雨宿り’を動物たちでパロッた絵も見入ってしまう。雨が止むまで一旦商売はお休み。でも左のほうでは狸がしっかり茶釜でお茶を売っている。狸といえばまた大きなものを5点楽しませてもらった。

みているだけで福がやってきそうな感じがするのでありがたくみたのが‘有卦福曳図’。大きな頭をした福禄寿がいて福助がいて、背景には富士山と鶴。縁起のいいモチーフが沢山描かれているので、これから7年間は福が続くか。絵のなかだけでも夢をみていたい。これも絵力。

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コメント

いづつやさん、こんにちは。

東京大学総合研究博物館の「鰻博覧会」に行ったら、歌川国芳の浮世絵が3枚ほど出品されてました。

こじんまりした展覧会ですが、ウナギの卵と仔魚を初めて見て興奮しました。
10月16日まで無料公開です。

投稿: みどりがめ。 | 2011.08.04 21:38

to みどりがめさん
国芳展をみにいった日、上野まで足をのばし
ご案内いただきました大観の2点をみてき
ました。

‘宮城’はどこかでみたような気がして図録
をいろいろチェックしたのですが、図版が見
つからなかったのでアップすることができま
せんでした。‘旭日’は初見です。こういう
太陽を描いていたのですね。抽象画のように
もみえました。

鰻展覧会とはおもしろいですね。またまた、
国芳の情報、いつもありがとうございます。
テイクノートしておきます。

投稿: いづつや | 2011.08.04 22:59

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