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2011.06.30

アートに乾杯! ゴッホ‘自画像’は弟テオの肖像画だった

2799_2        ‘弟テオの肖像’(1887年3~4月 パリ ゴッホ美)

2801_2        ‘自画像’(1887年夏 パリ デトロイト美)

2800_2        ‘自画像’(1887年春 パリ シカゴ美)

2798_2        ‘自画像’(1889年8月末 サン・レミ ワシントンナショナル・ギャラリー)

6/23の新聞記事に興味深いことが載っていた。アムステルダムにあるゴッホ美が所蔵するゴッホの‘自画像’の一枚がじつは弟のテオを描いたものだったというのである。

一番上の画像がその絵で同館の学芸員の調査によると、テオの肖像画はほかのゴッホの自画像に比べて耳が丸みを帯びていて、あごひげもゴッホが赤っぽいのに対し黄色がかっているとのこと。ヘェー、ゴッホはテオの肖像を描いていたの!というのが率直な思い。それにしても2人はよく似ている。これだと誰でもテオの肖像画を区別できない。

ゴッホは一体何枚自画像を描いたのか? 35点というのが一応頭のなかに入っている。これで1点マイナスになるが、ゴッホがパリにいた1887年に描いたほか自画像のなかにひょっとするとこれもテオ?というのがある。それは同じく麦わら帽子を被ったデトロイト美蔵のもの。テオより目つきが鋭いので、やはりゴッホのような気もするが、、この絵もメスを入れるのだろうか?

パリ時代に描かれた自画像で惹かれているのは08年シカゴ美を訪問したとき体験したもの。点描風に描かれた背景や衣服にわりかた穏やかな表情をした赤ひげの顔が浮かび上がっている感じだった。

この絵に比べると、現在国立新美に飾ってあるワシントンナショナル・ギャラリーのものは厳しい自画像でとてもではないが側には近寄れない。耳切り事件のあとサン・レミの療養所にいたゴッホはこのころがドン底、頬がこけ顔も青白い。この青白さは見る者にかなりの緊張感を強いる。だから、この絵の前には長くはいれない。

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