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2011.06.08

個人コレクション 夢の傑作選!(8)

2764_4     尾形光琳の‘維摩図’(重文 18世紀)

2765_3     尾形乾山の‘八橋図’(18世紀前半)

2766_3            伊藤若冲の‘蝦蟇・鉄拐図’(18世紀後半)

2763_4     雪村の‘竹雀図’(16世紀)

今年は前半に根津美で日本とアメリカにある尾形光琳(1658~1716)の燕子花が共演する夢のイベントが予定されていたが、東日本大震災の影響で来春に延期になった。楽しみはひとまずお預け。で、気持ちは秋に千葉市美で開催される‘酒井抱一展’(10/10~11/13)に向かっている。

千葉市美が実施する回顧展はいつも沢山の作品を集めてくるので、追っかけ画をあれもこれも展示してくれるのではないかとつい期待してしまう。美術館に対する好感度はこうした期待値に応えてくれるかどうかで決まる。いい印象が続くとその美術館へはまた出かけたくなる。いまのところ千葉市美は好感度ランキング上位グループに位置づけている。

光琳の絵は画集に載っているものはほぼ目のなかに入れ、残っているのは数点。そのひとつが重文に指定されている個人蔵の‘維摩図’。これまで琳派展をいくつも体験したがなかなか姿を現してくれない。とても存在感のある維摩だが、個人のコレクションなのでこの先も縁がないかもしれない。

尾形乾山(1663~1743)の‘八橋図’は5年前京博であった‘京焼展’に出品されたのだが、生憎展示替えで見逃した。昨年五島美で念願だった乾山の絵2点と対面したので、あとは‘八橋図’と根津美にある絵。辛抱強く鑑賞の機会を待ちたい。

大きな回顧展がここ2年続いた伊藤若冲(1716~1800)は今はゆったり鑑賞モード。プラスαで期待度一番の絵はみるからにおもしろい‘蝦蟇・鉄拐図’。右の鉄拐の顔は顔にみえる?こんなユニークな顔はみたことがない。はじめに左の蝦蟇の河童頭を思いつき、それから連想して口が富士山のようにつきでた顔になったのだろうか。

雀を描いた絵師ですぐ思いつくのは長沢芦雪と雪村、そして近代の日本画家菱田春草。雪村の‘竹雀図’は構図がとてもいい。画面の真ん中で太い竹が天地をつらぬき、枝にとまる3つ雀のかたまりが横にならんでいる。いつか本物と対面したい。

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