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2011.05.25

個人コレクション 夢の傑作選!(3)

2710_3       ドラクロアの‘オダリスク’(1857年)

2709_2          アングルの‘ベッティ・ロスチャイルド男爵夫人’(1848年)

2708_2           レンピッカの‘ギターを弾く青衣の女’(1929年)

2711_2        モディリアーニの‘黄色い上着の女’(1909年)

画集をながめて気づくのは個人が所蔵する絵画は19世紀以降に描かれたものが多いこと。それ以前の作品の場合、カラヴァッジョなど一部の画家は個人がコレクションするケースもあるが、大半は公的あるいは私的な美術館におさまっている。

ドラクロア(1798~1863)の絵で数少ない個人蔵のひとつが‘オダリスク’。モロッコを旅行したとき目に焼き付けた女性がベースになっているが、ポーズはヌードモデルを撮った写真を参考にしている。ドラクロアが写真を使ったのはこの絵一枚だけ。

新古典派のアングル(1780~1867)は‘グランド・オダリスク’とか‘泉’といった美術の教科書に載っている作品には心はあまり向かっていかないが、肖像画には大変魅せられている。とくに見たい度が強いのが女性の肖像。これまで最も感動したのは‘ブロイ公妃’(メトロポリタン 拙ブログ08/5/13)と‘ドーソンヴィル夫人’(フリックコレクション 08/5/24)。

‘ブロイ公妃’に会ったときと同様の感激が沸き起こるのではないかと思っているのが‘ベッティ・ロスチャイルド男爵夫人’。透き通るような白い肌、すべすべしたシルクのドレスの質感、なにもかも完璧な肖像画という感じ。パリでアングル展があればひょっとして展示されるかも。この絵はなんとしてもみたい。

昨年Bunkamuraであった‘レンピッカ展’(10/3/19)を体験し、いっぺんにレンピッカ(1898~1980)に嵌った。画集をみると個人蔵ガ多い。そのなかで心を揺すぶるのが‘ギターを弾く青衣’。この女流画家はアングルに影響を受けており、彫刻的に表現された人物は鮮やかな色使いと強い明暗対比により密度濃く印象づけられる。

モディリアーニ(1884~1920)は好きな画家のひとりで、なるべく多くの裸婦図や男女の肖像をみたいと常々思っている。個人コレクションも多いからその道のりは厳しいが、回顧展にまた遭遇し1点でも目の前に現れてくれたらいうことなし。そのときは‘黄色い上着の女’でありますようにと今からミューズに祈っている。

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