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2011.05.16

お馴染みになった‘芸大コレクション展’(後期)!

2680_2     国宝‘絵因果経’(天平時代 8世紀前半)

2681_2        尾形乾山の‘銹絵染付山水図鉢’(江戸時代 18世紀)

2683_2                  高橋由一の‘鮭’(1877)

2682_2          黒田清輝の‘婦人像(厨房)’(1892年)

春と秋に開催される芸大コレクション展(後期5/10~5/29)がいつごろからはじまったのか定かではない。もう何年も前からあるのか、or5年くらい前?意識して楽しむようになったのは4、5年前からのような気がするが。

いつも書いているように美術館へ出かけるのは追っかけ作品をみるため。年初に更新している‘追っかけ作品リスト’のなかで東芸大美蔵は雪村の花鳥画2点。展示されるのを首を長くして待っているのだがなかなか出てこない。今回公開されているコレクションには入ってなかったので、秋に期待したい。

とりあげた4点は皆通期の展示だから前期も楽しんだ(拙ブログ4/10)。国宝の‘絵因果経’はほかの美術館の展覧会でみたことはなくここで鑑賞している。いつも通り鮮やかな赤と橙色の衣裳に釘付けになった。‘絵因果経’にはもうひとつ国宝に指定されているものが醍醐寺にあるが、こちらのほうは相性が悪い。

尾形乾山(1663~1743)の大ぶりな鉢をみるのは4年ぶり。重厚な感じのする山水画に惹きこまれる。銹絵ではこれが最も見ごたえがあるかもしれない。後期のみ展示される田口善国の‘ピアノとルリ鳥蒔絵盃’にも足がとまった。

昔の流行歌とか歌謡曲を聴くとそれを楽しんだ頃のことが一緒にくっついてくるのでとてもノスタルチックな気分になる。絵ではこういうことはあまりないが、一部の洋画をみるとそれが起こる。その絵が今展示されている。高橋由一(1828~94)の‘鮭’と黒田清輝(1866~1924)の‘婦人像(厨房)’。

中学か高校のころ人生における西洋絵画との付き合いがはじまるが、レンブラントの‘夜警’とかフェルメールの‘牛乳を注ぐ召使い’といった有名な絵にまじってこの2つの絵もしっかり心の中に刻まれる。‘鮭’のリアルな描写は図版で驚いて、のちに美術館で対面してまた目が点になる。まるで本物の鮭がつるされているよう。その感じは何度みても同じ。

‘婦人像’のモデルは‘読書’に描かれた女性と同じ。でも、2人は別人のようにみえる。この絵を本ではじめてみたとき、西洋画そのものだった。日本人でもこんな西洋画が描けるのかと感心した。今でもこれをみるたびに、黒田清輝にしろ藤島武二にしろ日本人の絵を描く能力というのはたいしたものだなと思う。

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