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2011.05.15

二度目の‘香り展’(後期)!

2677_2            宮川長春の‘遊女聞香図’(江戸時代 18世紀)

2676_2          鈴木春信の‘夜の梅’(江戸時代 18世紀) 

2678_2            円山応挙の‘楚蓮香図’(1794年)

2679_2            小茂田青樹の‘緑雨’(1926年)

満足度の高かった‘香り展’(拙ブログ4/9)の後期(5/10~5/29)がはじまったのでまた東芸大美へ足を運んだ。前回100円引きになるチラシを提示するのを忘れたから、館に近づくとバッグから出しておいた。

後期展示の28点を1点々チェックして進むだけだから、あまり時間はかからない。関心の大半は絵画にあり、お目当ての作品の前に長くいた。宮川長春(1682~1752)の肉筆浮世絵‘遊女聞香図は’これまで数回東博の平常展でみたが、およそ2年サイクルででてくる。前回は09年の1月。遊女の体からでて空に立ちのぼる煙香が漫画の吹きだしのように描かれているのがおもしろい。

黒地に梅の花が鮮やかに浮き上がる鈴木春信(1725~70)の‘夜の梅’にとても惹かれている。男は気がはやるが、若い娘はまだ梅をみていたそう。この絵は2年前から毎年この時期平常展に登場したが、この度はお隣さんからお呼びがかかった。

日本画や浮世絵を鑑賞していると古代中国や日本の歴史上の人物とか文学に登場する人物の名前を覚える。楚蓮香や羅浮仙も絵でその存在を知った。楚蓮香は唐時代の絶世の美女、体から発散されるフェロモンの香りに誘われて蜂や蝶が集まってくるというのだから、その美力は神がかり的。円山応挙(1733~95)の描いた楚蓮香には蝶が3匹寄ってきている。

川越市出身の小茂田青樹(1891~1933)は関心を寄せている画家。この‘緑雨’(五島美)を画集で知ったのは15年くらい前だが、なかなか縁が無かった。昨年、五島美で改築前に行われた名品全部見せます展を期待していたが姿をみせず、ようやくの対面となった。雨が降りしきる中、大きな緑の芭蕉の葉を傘がわりに雨宿りしている青ガエルをじっとみていた。

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