散歩で街角ウォッチング! 飲料自販機25%電力削減
飲料自販機のことで石原東京都知事がいろいろ発言している。今、電力節電は企業でも個人の家庭生活でも喫緊の課題。都知事の発言で、散歩をしていてこれまでは道端の木と同じ感覚でみていた自販機を今では繁々見るようになった。
歩きながら設置してある自販機の数を数えたことはないが、確かに多い。でも、これは昔からそうだから、別にこの状態が良くないなんてことは思わない。人間がつくったもので世の中に存在するものは市場の需給バランスで多い少ないが決まっている。これは常識!人々の生活に要らないものだったらとっくに無くなっている。
石原さんは‘自販機がこれだけ沢山あるのは世界で日本だけ’とこの状況がさも世界の常識からハズれているみたいなことをいうが、これはまったく的外れ!日本にこれだけ多くのコインロッカー、自販機があるのは日本が窃盗犯の少ない安全な国の証。外国では金庫が中に入っているのと同じ自販機を外におくなんてことは考えられない!知事もこんな国際感覚の無さをさらけ出すようなことを口にせず、もっと節電の努力をしてくれとだけいっておけばいいのに。
全国清涼飲料工業会は15日、7~9月における東電管内の自販機の消費電力を25%削減すると発表したし、日本コカコーラも自販機25万台の冷却運転を午前10時から午後9までの時間帯に輪番で停止することを決定した。自販機は便利でニーズがあるから存在している。電力消費をほかの業界、企業と横並びで25%削減すればそれで十分ではないか。
電力の消費という視点だけから自販機の数が多いといった議論をしだしたら、ではこれはどうなんだ、という別の話が百出する。例えば、
★‘コンビニは24時間営業する必要があるのか?こんなのは海外にない’
★‘インターネットカフェの終日営業は不可!’
★‘新宿の歌舞伎町の風俗店は数が多すぎる、もっと減らせ!’
★‘海外では日曜はお店は休みなんだから、日本でも休業にすべきだ!’
★‘正月はスーパー、デパートも昔のように4日から営業開始したら!’
もちろん、こういう議論の中にはいわれてみればそうだな、もうそろそろこういう考え方のほうがいいかもというものもある。そういうことは人々の生活意識、価値観にもとづいて決まってくるものだから、無理やり権力がある方向へもっていくということではない。今すべきは本当に必要なことが何であるかを一人々がよく考えることではないか。
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コメント
こんばんは。
小気味いいいづつやさん!
僕は朝は明治の紙パックのキリマンジャロコーヒーで一日を始めるんですが、紙パックは売っていないんですよ、どうも大震災で作れなくなったようでー。
自販機、確かに日本は安全だからあちこちにあるんですよね。
歌舞伎町の風俗店は、取締りが厳しくて今は吉祥寺なんかに流れていますね、呼び込みは安全パトロールがいなくなると、我が物顔に現れるー。
いづつやさん、もうひとつの石原発言のパチンコはいかがですか。
投稿: oki | 2011.04.18 21:47
to okiさん
石原さんはパチンコ屋も槍玉にあげてますね。
これ‘貴人、情けを知らず’の類ですね。
私はパチンコはしませんが、こんなアホなこ
とは考えないですね。世の中の多くの人は
パチンコが多いのはけしからんなんて思わな
いでしょう。庶民の楽しみを奪うなんてまっ
たく馬鹿げてます。
そんなことより、虎ノ門にある多くの特殊
法人や公益法人をドーンと削減しろといいたい
ですね。すると入居している森ビルの電力が
大幅に節約できます。
投稿: いづつや | 2011.04.18 23:00