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2011.04.04

癒しのアートにつつまれて! 永遠の女性美

2539_2     ボッティチェリの‘ヴィーナスの誕生’(1485年)

2538_2     ミケランジェロの‘デルフォイの巫女’(1508~09年)

2541_2        フェルメールの‘真珠の耳飾りの少女’(1665年)

2540_2          ルノワールの‘女優ジャンヌ・サマリーの肖像’(1878年)

西洋の宗教画はルネサンスになると人物描写はぐっと人間らしくなる。だから絵との距離も心理的にはすごく近い。絵にもっと近づきたい気持ちにさせ、そして心が鎮められる絵の筆頭はボッティチェリ(1444~1510)の描いた‘ヴィーナスの誕生’。My‘永遠の女性美’は彫刻では‘ミロのヴィーナス’とミケランジェロの‘ピエタ’、絵画では‘ヴィーナスの誕生’。

フィレンツェのウフィツィ美での楽しみが‘ヴィーナスの誕生’なら、ローマのシスティーナ礼拝堂に入ったとき天井画でいの一番に捜すのはミケランジェロ(1475~1564)の‘デルフォイの巫女’。この大きな目にうっとりする。腕とか足は男性っぽいがこの愛くるしい顔がそんなことを忘れさせる。

ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、皆心を打つ美しい女性を描いた。そして、ヴェネツィア派のベリーニ、ティツィアーノも親しみやすくて美しい女性を描くことでは負けてない。例えば、ティツィアーノの‘聖母被昇天’の聖母は完璧に癒される美しさをたたえている。

男性でも女性でも肖像画では目がポイントであることはいうまでもない。やさしい目、憂いのある目、そんな女性をじっとみているだけで心は自然と落ち着く。フェルメール
(1632~1675)の振り返る一瞬をとらえたような‘真珠の首飾りの少女’にぞっこん惚れている。少女は半身像、これだけ内面がしんみり伝わってくるとかえって近づけない。この絵は嬉しいことに来年7月、新東京都美の開館記念展にやってくる(拙ブログ09/10/28)。その前に現地で会うことになりそうだが、再会するのは何回あってもいい。

ルノワール(1841~1919)の女性画は日本画の鏑木清方同様、数多くでとりあげてきた。1点々好みの順位をつけてはいないが、上位にランクづけしているものはほとんどご登場願った。この女優ジャンヌ・サマリーの肖像も以前エルミタージュ美のお宝として紹介した。10年以上前になるが損保ジャパン美にやってきたので、このすばらしい女優の立ち姿を楽しまれた方も多いはず。こういう明るくて性格のよさそうな女性が周囲にいると本当に気も晴れる。

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