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2011.04.17

鯉のぼりの季節!

2572_2            歌川広重の‘名所江戸百景・水道橋駿河台’

2574_2         鳥居清長の‘子宝五節遊・端午’


2575_2                   渓斎英泉の‘鯉の滝登り’

今日のTVニュースにいわき市の子供たちが岡山から送られてきた鯉のぼりに喜んでいる映像が流れてきた。まわりを見渡して鯉のぼりをあげている家はみかけないが、今日本各地で春の空に大きな鯉が元気よく泳いでいることだろう。となると、これに鯉の絵でコラボしたくなる。

鯉のぼりの絵というとすぐ思いつくのは歌川広重(1797~1858)の‘江戸名所百景’にでてくる絵。大きな真鯉(黒い鯉)が縦長の画面の中央にどーんと描かれている。このインパクトが強すぎて、むこうにもう2匹いることや富士山が描かれた背景の印象はほとんど消えている。

実際の鯉のぼりは風をはらませて吹流しは水平になっているイメージなのだが、これは画面の関係で縦にのびている。でも、違和感は全然ない。くの字にまげた鯉の姿は元気いっぱい。その量感のある体全体で‘がんばれ日本!’と励ましてくれているよう。

浮世絵に描かれた鯉のぼりの絵は知っているかぎりではこれ1点のみ。同じ風になびく正月の凧揚げの風景は沢山あるのに、鯉のぼりは意外に無い。鳥居清長(1752~1815)の‘子宝五節遊・端午’では右の男の子が鯉のぼりのおもちゃをもっており、金太郎、桃太郎、高砂が描かれた幟をながめている。

端午の節句は武士の家では男児の立身出世、武運長久を祈る年中行事。後ろから目隠しをされている子は頭に厄払いの菖蒲の鉢巻をし、手には菖蒲刀をもっている。

渓斎英泉(1790~1848)の立身出世を象徴する‘鯉の滝登り’は4年前あった‘ギメ美蔵浮世絵名品展’(太田記念美)でお目にかかった。それほど荒々しい感じの滝登りではないが、緩いカーブで下に落ちる細い2本の水の流れが鯉の体を挟み込む描き方に目が点になった。どこかマグリットのシュールな絵に通じるものがある。

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コメント

うれしい・たのしい 鯉の滝登り!

滝を登りきった鯉は竜になる・・・。
創造の動物 竜 になる・・。

めでたい・シュールな物語り 

投稿: Baroque | 2011.04.17 23:36

to Baroqueさん
広島に住んでいましたとき、広島カープは
この時期だけは強かったですから、球団の
シンボル、鯉のぼりにはすぐ反応します。

投稿: いづつや | 2011.04.18 12:11

広島市はなぜ カープにしたのでしょうか。
(つばめは理解できますが、)
寅・ライオン・巨人・ドラゴン・イーグル 等等 怖そうな名前が多いのに・・・。

投稿: Baroque | 2011.04.18 23:22

to Baroqueさん
やはり元気のいい鯉のぼりからとったのだと
思います。

当時自動車メーカーのマツダがやってました
からクルマのネーミングも参考にしたので
しょう。

ご存知のようのクルマの名前はカ行(カロー
ラ、コロナ、クラウン、カリーナ、、)サ行
(サニー、スカイライン、セドリック、シビ
ック、センチュリー、シルビア、ソアラ、、)
が多いのですが、カ行のカープもいいやすい
です。

投稿: いづつや | 2011.04.19 20:25

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