« 癒しのアートにつつまれて! 棟方志功 | トップページ | 癒しのアートにつつまれて! ダ・ヴィンチ コレッジョ ムリーリョ »

2011.03.20

癒しのアートにつつまれて! ラファエロ

2491_2        ‘小椅子の聖母’(1513~14年 ピッティ美)

2492_2         ‘システィーナの聖母’(1513年 ドレスデン国立絵画館)

2493_2        ‘ベルヴェデーレの聖母’(1506年 ウィーン美術史美)

2494_2            ‘大公の聖母’(1504~05年 ピッティ美)

世の中には絵画が好きな人は大勢おられるが、絵もいろいろあるから心の安まる絵も人それぞれ。風景画に心を奪われる人もいれば、女性画に夢中の人もいるだろう。また、宗教画を中心に美術館を巡っている人も多い。そして具象画だけが見る人に感動を与えるわけではなく、表現媒体としての絵画の可能性は広く抽象絵画やコンテンポラリーアートによって精神がリラックスする人だっている。

西洋絵画のなかで大きな割合を占めているのが宗教画。だから、海外の美術館めぐりをしていると聖母マリアやキリストを描いた絵には数多く出くわす。そのなかでとりわけ惹かれているのがラファエロ(1483~1520)の描く聖母子像。美術ファンなら誰しも生涯の思い出となる絵との遭遇があるはず。‘小椅子の聖母’(拙ブログ05/1/4)と‘システィーナの聖母’(10/8/17)はまさにそんな絵。

‘小椅子の聖母’があるのはフィレンツェのピッティ宮殿。ここは通常のツアーは行かない。だから、訪問するとしたら自由時間のとき。でも、はじめてのフィレンツェだとこの時間がミケランジェロの‘ダヴィデ’が展示してあるアカデミア美とかドゥオーモの頂上のぼりなどにあてられることが多いから、街の中心からすこし離れたピッティ宮殿まで足が向かわない。

ここはまだ一回しか行ってなく、記憶が薄れてきたので次回のフィレンツェでは必ず行こうと今から決めている。顔をくっつけるようにしている聖母マリアと幼子キリスト。でも、この絵の前では宗教画をみている感じはしない。ほのぼのとした親子の情愛にあふれるこの絵をみていると真に心が癒される。

ドレスデン美にある‘システイーナの聖母’は下にいる二人の天使の姿がじつに愛くるしい。ひとりは頬杖をつき、もうひとりは手の上にあごをのせて上のほうを眺めている。ベリーニもティツィアーノもルーベンスも天使をいっぱい描いているが、可愛さではこの二人が横綱。

三角形構図で描かれた聖母子ではルーヴルにある‘美しき庭師’(08/2/25)とウィーンの‘ベルヴェデーレの聖母’がお気に入り。どちらの絵でも聖母は本当にやさしいお母さんという感じ。ピッティ宮殿にはもうひとつ心が和む聖母子がある。‘大公の聖母’。マリアが抱くキリストは赤ちゃんそのもの。昨日は岩手県山田町の避難所で赤ちゃんがお風呂にいれてもらっていた。お母さんも大喜び。

|

« 癒しのアートにつつまれて! 棟方志功 | トップページ | 癒しのアートにつつまれて! ダ・ヴィンチ コレッジョ ムリーリョ »

コメント

ホッとします。
すてきなお作品を選んで下さいましたね。
これだけの癒される作品を
いっきに集めて公開された事は すごい とおもいます。
(わたしは 多分 全部みてます・・・。)

投稿: Baroque | 2011.03.21 15:32

to Baroqueさん
女性画や聖母子をみるのは長いこと絵画鑑賞
の大きな楽しみであり、心の安らぎになって
ますから、こういう癒し系の絵をみてますと
日本を救って下さいと思わず祈りたくなり
ます。

投稿: いづつや | 2011.03.21 23:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 癒しのアートにつつまれて! ラファエロ:

« 癒しのアートにつつまれて! 棟方志功 | トップページ | 癒しのアートにつつまれて! ダ・ヴィンチ コレッジョ ムリーリョ »