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2011.03.21

癒しのアートにつつまれて! ダ・ヴィンチ コレッジョ ムリーリョ

2495_2     ダ・ヴィンチの‘聖アンナと聖母子’(1502~16年 ルーヴル美)

2496_2     コレッジョの‘幼いキリストを礼拝する聖母’(1525年 ウフィツィ美)

2497_3     コレッジョの‘バスケットの聖母’(1525年 ロンドンナショナルギャラリー)

2498_2          ムリーリョの‘ロザリオの聖母’(1650~55年 プラド美)

数多くある聖母子や聖家族の絵のなかで心が鎮めれられるものはラファエロのほかにまだいくつかある。ダ・ヴィンチ(1452~1519)が描いたもので癒しの絵はなんといっても‘聖アンナと聖母子’。聖アンナの慈愛にあふれる顔をみるたびに、男でも女でも子供でも大人でも人は母親の愛に抱かれているときが一番幸せだなと思う。

ラファエロの5,6歳年下のコレッジョ(1489~1534)の聖母子にも大変魅せられている。この画家に開眼したのは03年に訪れたドレスデン美で‘聖夜’をみてから。そしてその3年後、ウフィツィで以前は気にもとめてなかった‘幼いキリストを礼拝する聖母’と遭遇し、聖母子ならラファエロとコレッジョ、そしてムリーリョが決定的になった。

コレッジョの描く聖母マリアはラファエロよりさらに母親の深い愛情が感じられ、やさしい眼差しで生まれたばかりのキリストをみつめている。コレッジョは小さいころから内気な性格だったようで、まわりの人たちに対しても心やさしかったにちがいない。この絵はこれまで見たコレッジョ作品のなかで最も印象深いものだが、5年くらい前西洋美にやってきた。

ロンドンナショナルギャラリーが所蔵する‘バスケットの聖母’も心がとても安らぐ絵。赤ちゃんを膝にのせたお母さんの姿はどこにでも目にする光景。これほど人間味にあふれる聖母子像はみたことがない。奥のほうで仕事をしているのは父親ヨセフで、強い絆でむすばれた家族の情景が生き生きと描かれている。

ムリーリョ(1617~1682)の絵はプラド美の感想記で紹介したばかりだが、この絵をはずすわけにはいかない。コレッジョの絵から130年くらいあとだから、人物描写もさらに身近になっている。聖母マリアはスペインの街を歩けばすぐにでもでくわすような若い女性という感じ。赤ちゃんも可愛いいから、かけよって声をかけたくなる。

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コメント

もう見ました、いいですね

投稿: Kanon 同人誌 | 2011.03.29 18:18

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