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2011.03.01

心をうきうきさせる‘ヴィジェ・ルブラン展’!

2426_2        ヴィジェ・ルブランの‘自画像’(1791年)

2428_2        ヴィジェ・ルブランの‘自画像’(1800年)

2427_2   フラゴナール&ジェラールの‘盗まれた接吻’(1780年代後半)

2429_2     ブノワの‘ジャン=ドミニク・ラレイ’

画家との出会いはときどき思わぬ展開をすることがある。フランスの女性画家、ヴィジェ・ルブラン(1755~1842)の絵を知ったのは昨年の損保ジャパン美であった‘ウフィツィ美蔵自画像展’(拙ブログ10/9/15)。画家の名前は知っていたが、これほどの美貌の持ち主だったとは!いっぺんにファンになった。

そのルブランの描いた肖像画を三菱一号館美が沢山みせてくれるというのでうきうき気分で出かけた。回顧展の会期は3/1~5/8。ほかの女性絵画の作品も展示されているのだが、心は‘ルブラン、ルブラン、、’だから、どんどん進んだ。ルブランの絵は3箇所に分けて展示してある。全部で23点。これまで体験したのはウフィツィ蔵の自画像と昨年11月ロンドンのナショナルギャラリーでみた‘麦わら帽子の自画像’(10/12/24)の2点しかないので、どの作品もとても新鮮。

お目当てはチラシに載っていた‘自画像’、絵の前に立つまではまたフィレンツェからやってくるのだろうと思っていた。一見すると同じにみえるが、損保ジャパンでみたときは全体の色がもうすこし薄かったイメージが残っている。説明書きを読むと、これはウフィツィ蔵のあとに描かれた別バージョンだった。こんなきれいな女性の絵を半年の間に2度もみれたのだから、天にも昇る気持ち。

心がふわふわする自画像がもう2点ある。ともにすばらしいのだが、1800年に描かれたもの(エルミタージョ美蔵)の前に長くいた。なんと美しい目だろう。ここでも赤のリボンをたすきがけしている。色の白い女性には赤が似合うがこれほど赤が映える肖像はそうない。自画像以外の肖像では‘クリュソル男爵夫人’が群をぬいていい。見てのお楽しみ!

手にしていたチラシに載ってなく会場でびっくりさせられる絵があった。それは12年前エルミタージュでみたフラゴナール(1732~1806)&ジェラール(1761~1837)作、‘盗まれた接吻’。この絵はエルミタージュ自慢の絵の一つで、館の図録(英語版)の表紙に使われている。こういう絵をさらっともってくるのだから、流石、三菱一号館美!

男性の肖像で足がとまったのは同じく女性画家ブノワが描いた‘ジャン=ドミニク・ラレイ’。どうでもいいことだが、しばらくみていて誰かに似ているなと思った。大リーグへ行きそこね今年再度挑戦することになった楽天のピッチャー岩隈。岩隈がんばってネ。

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コメント

もういかれたのですね、さすがはいづつやさん。
男性ですからきれいな女性の絵が眼に留まるというのはまことに同感であります、笑。
しかしそろそろ大きな展覧会が始まりだしましたね、春が来る前に心うきうき。
新宿では損保ジャパンでアルプスの画家、セガンティーニがありますが、西口はもうその広告でいっぱいです。
しかし、国立新や、三菱一号館は企画展示だけですが、東博ゃ国立西洋、国立近代は常設も観られて同じ値段ですからなんだかなあと思うのです。

投稿: oki | 2011.03.02 23:24

to okiさん
美貌のルブランにまた会えて喜んでいます。
損保ジャパンでセガンティーニ展ですか!
情報ありがとうございます。とても楽しみ
です。

前期の西洋画の展覧会はこれと4月のプー
シキン美展(横浜美)、6月のワシントン
ナショナルギャラリー印象派展(国立新美)
が◎です。

西洋美や東近美の平常展は最近でかけませ
んから、企画展だけの美術館の料金も同じ
感覚になってます。

投稿: いづつや | 2011.03.03 10:07

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