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2011.03.28

見ごたえのあるサントリーコレクション!

2519_2     ‘色絵五艘船文独楽形大鉢’(重文 江戸時代 18世紀後半)

2520_2      ‘薩摩切子紅色被皿’(江戸後期 19世紀中頃)

2521_2 本阿弥光悦&俵屋宗達の‘鹿下絵新古今集和歌巻断簡’(江戸時代 17世紀前半)

2522_2          伊藤若冲の‘墨梅図’(江戸時代 1787年)

今年開館50周年を迎えるサントリー美では‘美を結ぶ。美をひらく。’と題した記念展が4回行なわれるが、その1弾‘夢に挑むコレクションの軌跡’が1週間遅れで26日からはじまった(会期は5/22まで)。

こういう開館○○年記念展は美術館にとってはお祝い事なので、‘お宝全部お見せします!’の展示スタイルをとることが多い。だから、ここの主だった作品はほとんどみているのについ出かけてしまう。お馴染みの名品がここにもあそこにもあるという感じなので、テンションは大いにあがる。

やきものでお気に入りは‘色絵五艘船文独楽形大鉢’。この絵柄の大鉢はMOAなどにもあるが、これが最も大きく全体の仕上がりもすばらしい。重文に指定されていることは数点比べてみれば即納得できる。

薩摩切子は4点。‘藍色被船形鉢’(拙ブログ04/12/20)の藍色に見蕩れ、3枚並んだ‘紅色被皿’では夢の世界に誘われるような気分。透明感のあるガラス製品をみているときの心の揺れ方はジュエリーを前にしているときと同じ。薩摩切子や江戸切子とくれば、ガレもみたくなる。そこはぬかりなく、てんこ盛りの12点。ランプ‘ひとよ茸’(04/12/21)や花器‘かげろう’などを息を呑んでみていた。

鹿の描かれた和歌集の断簡は2年くらい前ここで開催されたシアトル美名品展でも展示された。鹿をモチーフに使った光悦と宗達のコラボ作品のなかで、サントリー蔵のものは鹿の数が多く大きな群れになっているので見ごたえがある。二人の合作はほかに3点でている。

今回のお目当ては新収蔵品の伊藤若冲(1716~1800)作、‘墨梅図’。ぱっとみるとシリーズ‘日本の美!紅白梅’で紹介したもの(3/4)と似ている。同じくあらたにコレクションに加わった狩野山楽の‘西湖図屏風’も目を楽しませてくれた。

新コレクションではⅡ期(4/20~5/9)Ⅲ期(5/11~5/22)に、伝つきだが狩野永徳や岩佐又兵衛の絵が登場する。再訪するかパスするか悩ましいところ。

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コメント

僕も行きましたよ。
きちんと入場券買うと、招待券がついてきますね、次回「不滅のシンボル、鳳凰と獅子」に使います。
さてさて、いづつやさんは、サントリー美術館が丸の内にあった時代をご存知ですか?
僕は知りませんでした、赤坂見附にはじめからあるものかとー。
はじめの展覧会、五十円というのは当時の世相として安いのか高いのかー。
朝倉文夫さんのコレクションが寄贈されたとは初めて知りました。
赤坂見附の夜間開館は確かに今思えば新鮮でした。
若冲、水墨画のいいもの、新しく収集しましたね。

投稿: oki | 2011.03.30 21:15

to okiさん
丸の内のサントリーは知りませんね。

この開館記念展は若冲の絵をみたくて出
かけたのですが、お馴染みの名品をまた
じっくり楽しみました。

4回のうち1回購入すると、残りのなか
から1回無料でみられるというのは
サービス精神旺盛ですね。これは好感度
がぐっと上がります。

投稿: いづつや | 2011.03.30 22:00

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