« 刺激的なダリの作品にアドレナリンがドッとでた! | トップページ | ルネサンス絵画の傑作が並ぶプラド美術館! »

2011.02.07

カイシャフォルムで‘ダリ・ロルカ展’に遭遇!

2343_2        複合文化施設 カイシャフォルム

2346_2           ダリとロルカの写真(1927年)

2345_2         ダリの‘ギターを演奏するピエロ’(1925年 ソフィアセンター)       

2344_2   ダリの‘ネオキュビスト・アカデミー’(1926年 バルセロナ・モンセラー修道院美)

2008年にオープンした複合文化施設 カイシャフォルムはティッセン美の前の歩道をソフィアセンターへ向かっていく途中にある。常設展はなく、特別展のみ。日本でいうと最近ホームランを打ち続けている国立新美のような存在。事前に入手した情報からは現代アートの企画展のイメージ、ガイドブックには載っておらず正確な所在地は確認できてなかった。だから、ここは時間があればでかけるというオプション扱いにしていた。

開館時間は10時~20時。入場無料。無料なのはここが社会福祉事業で名高いスペイン大手銀行ラ・カイシャの文化施設だから。ソフィアセンターをみる前に場所を確認し、幸運にも‘ダリ・ロルカ展’をやっていることがわかったので、プラドをみたあと入館することにした。

建物のなかをぐるぐるまわる余裕はなかったが、インテリアや照明、置かれているオブジェなどをみると頻繁に来たくなるような建築空間であることは確か。特別展は4階の一番広い2フロアにわたる展示スペースで行われていた。若い男女が大勢押し寄せているので、ここはソフィアセンターとともにコンテンポラリーアートを楽しむ人気のアートスポットになっているのだろう。

‘ダリ・ロルカ展’は熱い交友関係で結ばれお互いに影響しあったダリ(1904~
1989)と20世紀のスペインを代表する詩人、ガルシア・ロルカ(1898~1936)の創作活動に光を当てたもの。展示されているのはダリのシュルレアリスム以前の作品やキュビスト、ロルカの素描、そしてロルカの詩、二人が交わした手紙など。スペイン語はわからないので詩や手紙類はさらっと一瞥し、絵だけに集中した。

ソフィアセンターに展示されてなかったダリのキュビスム画‘ギターを演奏するピエロ’が思わぬところで現れてくれた。ダリの画風は昨日とりあげた‘窓辺の少女’のような写実的な人物画、キュビスム風の絵を経て1927年頃からシュルレアリスム作品へと大きく変わっていく。今回ソフィアセンターとここでキュビスムの絵いくつもみた。これは今まで体験しなかったことなので素直に嬉しい。

‘ギターを演奏するピエロ’では中央の子供が描くようなピエロがダリで、横の影がロルカ?それとも逆の関係?ピカソが新古典主義の時代に描いた彫刻のような人物を彷彿とさせるのが‘ネオキュビスト・アカデミー’。画集で知っていたこの絵を収蔵するのはバルセロナにある修道院。とても大きな絵だった。

普通なら一生縁のない絵。‘犬も歩けば棒に当たる’とはいえ、マドリードでこの絵に遭遇するとは頭のどこにもない。ダリの絵で心が占領されているのをミューズが目にとめてくれ、バルセロナから出張させてくれたのかもしれない。感謝のアシストである。

|

« 刺激的なダリの作品にアドレナリンがドッとでた! | トップページ | ルネサンス絵画の傑作が並ぶプラド美術館! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/50807046

この記事へのトラックバック一覧です: カイシャフォルムで‘ダリ・ロルカ展’に遭遇!:

« 刺激的なダリの作品にアドレナリンがドッとでた! | トップページ | ルネサンス絵画の傑作が並ぶプラド美術館! »