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2011.02.18

プラドのオマケ ‘ルノワール展’で思わぬことが!

2388_2     ルノワール展のバナー(2階入り口)

2389_2          ‘自画像’(1879年)
  
2390_2         ‘劇場の桟敷席’(1880年)

2391_2         ‘水浴する金髪の少女’(1881年)

ツアーに参加された方たちと一緒にプラドへ入場したとき、大変嬉しいことに出くわした。なんとまさかの‘ルノワール展’(2/13で終了)!昨年11月の‘モネ展’(グラン・パレ)、‘ゴーギャン展’(テート・モダン)に続いて印象派3連発。あまりの運のよさにテンションは一気にあがった。気ははやるが、前の橋から渡っていくのが自然の順序というもの。で、その日は追っかけ画の鑑賞に専念し、これは翌日の自由行動で楽しむことにした。

マドリードにあるお目当ての美術館を予定通り回り、最後にプラドへやって来た。時間は5時半ごろ。ここは夜8時まで開館しているから、これからお楽しみのルノワールの絵と対面するぞと意気込んでチケット売り場に並んだ。ところが、ところがである。‘ルノワール展のチケットは売り切れになりました。明日お越し下さい’ときた。‘ええー、今日はもう見れないの!明日はマドリードを発って日本だよ’ ガックリ。

ルノワール(1841~1919)の人気はここスペインでも高く、回顧展が行われている本館2階の部屋には大勢の人が押し寄せていたことは前日わかっていたが、チケットが買えなくなるとは思ってもみなかった。残念無念!でも、どうしようもないので諦めて、所蔵のルーベンス展の会場へむかった。そのあと寄ったミュージアムショップにルノワール展の図録(スペイン語のみ)があったので、どんな作品がでているのかみてみた。

出品されているのはすべてアメリカのウイリアムズタウン(マサチューセッツ州)にあるクラーク美術研究所が所蔵するもの。じつはクラーク美は今年から3年間所蔵作品を公開するワールドツアーを行う。スタートはプラドでのルノワール展(作品数21点)。このあと3月から6月にかけて、‘印象派展’と称して、ルノワール、モネ、ドガ、マネなどの作品73点をミラノで公開することになっている。

クラーク美のルノワールコレクションはつとに有名で、昨年国立新美であった‘ルノワール展’に‘団扇を持つ若い女’と‘テレーズ・ベラール’、‘浴女’(拙ブログ10/2/21)が出品された。この展覧会へ出かけられた方は大いに楽しまれたのではなかろうか。‘団扇’と‘テレーズ’は今回も展示されており、お気に入りの‘団扇’は目玉作品として入り口に飾られているバナーにも使われている。

図録をみてお目にかかりたいのが3、4点あった。いてもたってもいられず、足はおのずと回顧展の部屋にむかう。嬉しいことに入り口と出口のところから中で展示されている作品の一部がみえる。6点だけだが、部屋に目いっぱい近づきそしてあつかましくも単眼鏡も使ってみてしまった。

ミューズに熱い思いが通じたのかこのなかの‘自画像’と‘水浴をする金髪の少女’は追っかけ画だった。この2点はそう離れてなかったのでみたも同然。素直にウレシイ。‘劇場の桟敷席’は手持ちの美術本に載ってないけれども、展覧会の目玉になっているように魅力あふれる絵。少し遠かったので肉眼では細部はとらえられないが、単眼鏡で柔らかい肌と可愛い顔をしっかりみた。そして即My好きな女性画に登録。

スペイン観光、マドリード美術館めぐりの感想記はこれで終わりです。長らくおつきあいいただきありがとうございます。ここでとりあげました名所や美術館に飾られている名画を皆様と共有できたことを嬉しく思っています。

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コメント

いづづや様、こんばんは。

今回のマドリード美術巡り、ずっと羨望の思いで拝見していました。
行けば夢中になること間違いなしのスペインですが、今だ足を踏み入れておりませんでした。もし行けるとなると、やはりプラドのティツィアーノ、そしてゴヤがお目当てですが、それ以外にもこれほど興味ひかれる絵があるとは!今回のいづつや様の記事に触発され、近いうちに実現しようと思います。素晴らしい充実の感想記を楽しませて頂き、ありがとうございました。

投稿: Ayumi | 2011.02.19 23:40

to Ayumiさん
マドリードでの美術館めぐりがやっと実現しま
した。訪問した美術館で出会った名画を皆さん
にも楽しんもらおうと、充分吟味して作品
(86点)を選びました。

Ayumiさんもお好きなティツィアーノのコレ
クションはプラドとロンドンのナショナルギャ
ラリーが双璧でしょうね。今回追っかけ画8点
全部みれました。これで2美術館のティツィア
ーノをほとんど鑑賞しましたので、今は満ち
足りた気分です。Ayumiさんも是非プラドを
お楽しみ下さい。

投稿: いづつや | 2011.02.20 16:55

スペイン マドリッドの沢山の絵の御紹介をありがとうございました。スペイン・マドリッド・プラド美術館にいった人はその数だけいるでしょうが、これだけ いっきに 一堂に御紹介くださるのは誠に貴重、楽しく・わくわく拝見できました。
スペインの凄さも認識できました。
(力強い国 ですね。強すぎて わたしは・・・・~)

投稿: Baroque | 2011.02.21 21:51

to Baroqueさん
プラド、ティッセン、ソフィア、カイシャ
フォルムは歩いて5分とか10分の範囲に
かたまっていますから、このあたりはまっ
たくウキウキするアート空間です。また、
来たいです。

次のターゲットはアルバ家のリリア宮殿にある
ゴヤが描いた13代アルバ女公爵の肖像です。
この絵をみないとゴヤは終わりになりません。

投稿: いづつや | 2011.02.22 10:07

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