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2011.01.07

埼玉県近美常設展示でモネの‘積みわら’をみた!

2269_2     モネの‘ジヴェルニーの積みわら、夕日’(1888年)

2270_2          キスリングの‘リタ・ヴァン・リアの肖像’(1927年)

2268_2     デルヴォーの‘森’(1948年)

首都圏にある美術館の平常展を定期的にみているのは今は東博だけ。西洋絵画のある西洋美とかブリジストン美、また近代日本画や近現代絵画を所蔵する東近美には出かけない。理由は簡単で図録に掲載されている自慢の名画はほとんど鑑賞済みだから。追っかけ作品がなくなると、その平常展への関心度はぐんと落ち、鑑賞エネルギーはまだみぬ作品のあるところへ移動していく。

埼玉県近美は1点みたい絵があったので常設展示をずっと定点観測していた。お目当ての絵は小茂田青樹の猫とみみづくがでてくる‘春の夜’。これがやっとコレクション展(前期10/23~11/28)に登場したので、11月末浦和まで足をのばした。料金は
200円。思いの丈をとげたあと、ほかの西洋画12点(1/16まで展示)もせっかくだからみた。上機嫌だったからもしれないが、これがとてもいいのである。今日はその絵を。

モネ(1840~1926)の‘ジヴェルニーの積みわら、夕日’はお気に入りの一枚。日本には西洋美の松方コレクションをはじめとして、モネのいい絵がいくつもあるが、そのなかでアサヒビール、西洋美、MOAにある3点の‘睡蓮’と埼玉県近美蔵の‘積みわら’に大変魅せられている。この二つの積みわらの夕日ヴァージョンは光の描写がすばらしくいつも見蕩れてしまう。

今回の収穫はキスリング(1891~1953)の‘リタ・ヴァン・リアの肖像’。はじめてお目にかかった。この女性、誰かに似てない、おわかりになった?じっとみてもイメージがわかない?あと1分みてぇー、あの人ですよ、そう、黒柳徹子!

国内でキスリングの作品をみたのは青山ユニマット(現在はなし)、名古屋市美、ひろしま美、鎌倉大谷美。村内美とメナード美はまだ訪問してないが、展覧会でいい絵をみたことがある。八王子の村内美にはクールベやキスリングのすばらしい絵があるから、今年は出かけてみようと思う。

デルヴォー(1897~1994)の‘森’とは2度目の対面。ロンドンのテート・モダンで‘白鳥’と‘眠れるヴィーナス’に会えなかったので、この絵に熱く反応した。裸婦を猿とかライオンに変容させるとアンリ・ルソーのジャングル画になる。でもこれはシュール版。不思議なことに森のなかにレールがひかれ夜汽車が走り去っていく。

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コメント

いづつやさんが埼玉に?と驚きました!
だってここは企画展は写真展なのですからー。
なるほど常設がお目当てでしたか。
ここは2000年以来、新規作品の購入がストップしている美術館で新規作品は寄贈に頼ってますね。
常設展示室はお世辞にも広いとはいえませんが毎日ボランティアの解説なんかもありますね。
ちょうどMOMASコレクション出品リストがあります。
行かれたのは前期後期どちらでしょう?
後期だと下村観山の絵を畳みに座って観賞できるのですが、まぁ板橋でもやっている試みですがー。
僕は横浜美術館の常設気にいってます。

投稿: oki | 2011.01.07 23:27

to okiさん
前期のギリギリに小茂田青樹の‘春の夜’
1点を求めて出かけました。ここは4度目
です。これで日本画もだいだいみました
から、お休みになりそうです。

横浜美の常設展示は西洋画も日本画もいい
作品がありますから、いつも満足度は高い
です。4月、プーシキン美展がありますから、
そのときまた日本画を楽しもうと思います。

投稿: いづつや | 2011.01.08 11:33

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