« 久しぶりのオランジュリー美術館! モネの大連作‘睡蓮’ | トップページ | プティ・パレ美のレンブラントが日本にやってくる! »

2010.12.06

ヴァルテール=ギョーム・コレクションと再会!

2162     セザンヌの‘リンゴとビスケット’

2160          アンリ・ルソーの‘女の子と人形’

2159            モディリアーニの‘ポール・ギョームの肖像’

2161     ユトリロの‘メゾン・ベルノ’

地下にある展示室は縦に長く、すっきりしたレイアウトで作品がとてもみやすい。そんなに広くないので30分もあるとだいたい見終わる。画商ポール・ギョームと建築家兼実業家ジャン・ヴァルテールが蒐集したこれらの作品は19年前みたが、はっきり覚えているのは3割くらいで、残りは記憶からまるっきり消えている。

数が多いのがルノワール(24点)とセザンヌ(14点)。ここのルノワールは正直いって夢中にさせるのはあまりない。で、追っかけのセザンヌ(1839~1906)の‘リンゴとびビスケット’と‘息子ポール’をじっくりみた。2枚ともすっきりした印象を与える絵。セザンヌのいい静物画をみたときはとても気分がハイになる。

次のお目当てはアンリ・ルソー(1844~1910)。‘ジュニエ爺さんの馬車’と‘女の子と人形’はよく覚えているが、‘結婚式’(拙ブログ8/6)は大きな絵なのになぜか記憶に薄い。だから、画面の隅から隅まで楽しんだ。やはりルソーはこの3点かな。あとの‘嵐の中の船’、‘アルフォルヴィルの椅子工場’、‘釣り人と飛行機’、‘公園を散歩する人びと’は小さい絵でそれほどインパクトのある絵ではないから、忘れてしまっても仕方ないなと思った。隣の方も同じ感想だという。

ルソーの隣がモディリアーニ(1884~1920)。5点ある。絵の前に立つと記憶が戻ってきた。お気に入りはえらがはった顔が印象深い‘ポール・ギョームの肖像’。写真でこの画商の顔をみるといかにも強気でやり手という感じ。写実的に描かれているわけではないのに、本人のそんな気性が伝わってくるから不思議。モディの肖像画にはなにか惹きつけられるものがあるので1点でも多くみれることを願っている。

ピカソ、マティスも結構あるが、前回同様、足がとまるのは少ない。また、ドラン、スーチンもさっとみて9点あるユトリロ(1817~1955)のところに長くいた。寂しい雰囲気につつまれる‘ベルリオーズの家’や‘モンスニ通り’がお馴染みのユトリロの世界なのに対し、中作の‘メゾン・ベルノ’と‘国旗を掲げた役場’は大勢の人が描かれ風俗画的な画風。人間臭くていい感じ。

ローランサンのいい絵が5点ある部屋では大好きな‘シャネル嬢の肖像’に‘また、会いに来ました’と心のなかで挨拶した。新オランジュリー美への好感度はとても高い。パリへ来たら、いつも足を運びたい。

|

« 久しぶりのオランジュリー美術館! モネの大連作‘睡蓮’ | トップページ | プティ・パレ美のレンブラントが日本にやってくる! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/50229997

この記事へのトラックバック一覧です: ヴァルテール=ギョーム・コレクションと再会!:

« 久しぶりのオランジュリー美術館! モネの大連作‘睡蓮’ | トップページ | プティ・パレ美のレンブラントが日本にやってくる! »