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2010.12.26

ミケランジェロの彫刻作品全点鑑賞!

2238_2         ‘聖母子と聖ヨハネ(トンド・タッデイ)’(ロイヤル・アカデミー)

2237_2        ‘聖母子と聖ヨハネと天使たち’(ナショナリ・ギャラリー)

2239_2     ‘サウロ(聖パウロ)の回心’(ヴァティカン パオリーナ礼拝堂)

ロンドンの中心地、ピカデリー・サーカスからグリーン・パークに向かって5分くらい歩いたところにロイヤル・アカデミー・オブ・アーツがある。ここは90年にあった‘モネの連作展’を2時間並んで見た思い出の美術館。

再訪問したのはコンスタブルの‘跳ねる馬’とミケランジェロの彫刻‘トンド・タッデイ’をみるため。前回館の前の広場に長く立っていたので、外観の記憶はすぐ蘇ってきた。が、館内はもうまったく覚えてない。建物は3階まであり、大きな企画展は2階で、中規模な展覧会は3階のガラスと鉄鋼を使ったデザイン感覚のいい展示場で行われる。

ミケランジェロ(1475~1564)が1504年ころ制作した円形の浮彫り彫刻は3階の展示室の入り口の横にドンと飾ってあった。周りはガラス張りなので外から入ってくる光で白い大理石が美しく輝いている。幼児キリストに鳥をさしだしている左のヨハネや背景は未完成だが、浮彫りの厚みは浅いものの聖母子は立体的な量感があり、背景から浮き出すように彫られている。

じつはこれはミケランジェロ彫刻の最後の追っかけ作品だった。これでダ・ヴィンチの絵画に続いてミケランジェロの彫刻も全点鑑賞することができた!幸運に恵まれ大好きなミケランジェロを全部みれたのは生涯の喜びである。今年は1月のイタリア旅行から調子がよかった。ミラノ市立美、シエナ大聖堂、フィレンツェのバルジェロ国立美、カーサ・ブオナローティ、そしてここロイヤル・アカデミー。

思い起こすとミケランジェロの彫刻を最初にみたのは1983年のフィレンツェ訪問。ここであの‘ダヴィデ’と対面した。このときからミケランジェロにのめりこんでいったが、‘これから全点見るぞ’と大きな旗をあげたわけでもない。エルミタージュとかブルージュ、イタリアを旅行し、そこでミケランジェロと出会っているうちに鑑賞作品がだんだん増えていき、27年で全点鑑賞にたどり着いた。

また、今回ナショナル・ギャラリーで2年前みれなかったミケランジェロの絵画‘聖母子と聖ヨハネと天使たち(マンチェスターの聖母)’(未完成)にも会うことができたから、一般公開されている‘システィーナ礼拝堂壁画’プラス3点の絵画作品、‘聖家族(トンド・ドーニ)’(ウフィツィ美)と‘キリストの埋葬’(未完成、ナショナル・ギャラリー)もコンプリートになった。ヴァティカンのパオリーナ礼拝堂にある‘サウロの回心’と‘聖ペテロの磔刑’も一度みてみたいが、これは専門家でないと無理だから諦めている。

パリ・ロンドン美術館めぐり感想記に長らくお付き合いいただき、ありがとうございます。これで終わりです。

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コメント

おめでとうございます!
ダヴィンチにミケランジェロ制覇されましたか!
ダヴィンチは今日比谷公園で特別展やってますが、ダヴィンチはラピスラズリとか高価なものも使ったようですね。
ミケランジェロ、うーん、日本で展覧会やってほしいです。
27年ですか、いづつやさんの執念ですね。
また来年も素晴らしい旅をなさることでしょう、期待していますよ!

投稿: oki | 2010.12.28 23:07

to okiさん
I LOVE ミケランジェロなので、全点鑑賞
は嬉しいです。
木彫が何年か前日本に来ましたが、大理石
彫刻も展示して欲しいですね。

次は残り2点のラファエロとボッティチェッリ
といきたいのですが、あせらずがんばります。

投稿: いづつや | 2010.12.29 10:42

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