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2010.12.07

プティ・パレ美のレンブラントが日本にやってくる!

2166_2    プティ・パレ美術館

2163_2     レンブラントの‘東方風衣裳をまとった自画像’

2164_2     クールベの‘火事に駆けつける消防士’

2165_2          セザンヌの‘ヴォラールの肖像’

大モネ展をやっているグラン・パレの向かい側がプティ・パレ。1900年のパリ万博のとき建てられた。19年前一度入ったのに館の内部はまったく忘れているため、はじめての美術館のように落ち着かない。右のほうに進んでいると係員がここは企画展の場所だから有料だという。

で、ここは無料とガイドブックにでているので左へ行くと、部屋の前で係りの人が‘チケットを見せろ’という。えっ?案内デスクで聞くとお金は払わないがチケットらしきものをくれた。どうもこれが必要らしい。変なシステム?でも、無料だから気にしない。

最初の広い部屋にお目当てのクールベ(1819~1877)の‘火事に駆けつける消防士’があった。その隣が心がザワザワする‘眠る女たち’(拙ブログ08/9/29)。‘いつか行きたいプティ・パレ美’(8/8)でふれたように、ここはクールベの宝庫。だから、ドドッと展示してあると思っていたが、どうやら、数点ずつローテーションしている感じ。今回は2点のみ。

‘消防士’はレンブラントの‘夜警’を意識した絵。図版では想像できなかったが、縦3.88m、横5.8mのとても大きな絵。未完成なのだが、そんなことよりその大きさに圧倒され、口あんぐり状態でみていた。画面が暗いので人物の配置がわかりにくいが、右のほうで前方を指差している人物が指揮官だということはわかる。‘夜警’をダブらせる絵で、しかもこれだけ大きいとエポック的な鑑賞体験のひとつになる。

旅行へ出かける前、ここにレンブラント(1606~1669)のいい絵があることがわかり、まずこれをめざしたのだが、展示室が迷路がかってきたので係員にどこにあるか尋ねた。すると親切にも部屋まで案内してくれた上、‘説明文がフランス語で悪いね’といってくれる。とても感じ入ったので、すぐ‘メルシィー、ボクー’と返した。

その絵がレンブラント26歳のときの作、‘東方風衣裳をまとった自画像’。これは岩波の‘世界の美術 レンブラント’(マリエット・ヴェステルマン著、05年)にもちゃんと載っている名画。カラヴァッジョを思わせる明暗表現と衣裳のすべすべした質感描写に魅了される。この絵に関して嬉しいニュースが。なんと来年西洋美で開催される‘レンブラント展’(3/12~6/12)にやってくるのである。どうかお見逃しなく!

印象派ではセザンヌ(1839~1909)が収穫。‘ヴォラールの肖像’が期待通りいい感じ。また、縦長の大作‘四季’も夢中になってみた。必見リストにはコロー、フジタ、ロートレック、ルドンも入っていたのだが、残念ながら姿をみせてくれなかった。だが、ドラクロアの‘ジャウールとパシャの闘い’もみれたから、満足度は高い。

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